2021-04-07 [ Wed ]
2019年のGWに行った台湾の記事を、だらだらと1年以上も書き続けたせいで次どこから書くかだいぶ迷いましたが、とりあえず2019年の冬にアオガンBranta ruficollis を探すために久し振りに伊豆沼に行った時の記事でも。
ちなみに先に言っておきますが、この記事にアオガンは出ません。何故なら普通に外したので。悲しい。
12月13日の夜の夜行バスで仙台へ行き、12月14日の朝から15日の昼までレンタカーを借りて伊豆沼へ。
学生時代の単独遠征では夜行バスと電車で伊豆沼まで行った後は、日出前から日没後まで連日延々と歩き続ける中々の苦行だったけど、それももう(たぶん)ないと思うと感慨深いです。

マガン Anser albifrons frontalis
懐かしい。大学の時は毎年伊豆沼に来てたから毎年見てたけど、来なくなってからは中々見る機会のない鳥。一応、関東でも1羽飛来とかの情報はちょくちょく入るけど、伊豆沼で大群とか見ちゃうと中々他の鳥屋と並んで1羽のマガンを見ようって気にはならないのです。

オナガガモ Anas acuta
観察舎の駐車場にて。相も変わらず人を見かけるとぞろぞろと群れをなして、餌をねだりに寄ってくる飼い慣らされたオナガガモ達。

もう警戒心なんか皆無。足元までグイグイ来る。気分は動物園のバードケージ。と言うかバードケージだってここまでグイグイは来ない気がする。

オオハクチョウ Cygnus cygnus
そして、こちらは控えめに寄ってくるちょっと飼い慣らされたオオハクチョウ。オナガガモよりはまぁだいぶマシ。
オナガガモよりがっつかないのは元々の警戒心の違いか、オナガガモより人気でがっつかなくても餌をもらいやすいからか。まぁグイグイ行くオナガガモ勢に押されてるだけかもしれないけど。

餌をくれないと分かっても去っていくわけでもなく、やれやれとばかりにその場で休み始めるオナガガモ達。毎回この光景を見る度になんとも言えない気分になります。

もう10時過ぎだからもう沼にはほぼほぼ残ってないと思ってたけど意外といっぱい残ってる。今まで早朝以外はひたすら歩き回ってたから、普段がどんな感じか分からないけどいつもこれくらいの時間でも結構残ってるもんなんですかね?
ちなみに片っ端からチェックするもアオガンは影も形もありませんでした。

オオハクチョウ。伊豆沼に何日かいると割と見飽きてきて、後半は雑に流すこともあったりするけどかっこいいし綺麗だし良い鳥です。

ダイサギ Ardea alba alba

伊豆沼の周辺を車で回ってマガンを見かけたらひたすらなんか混ざってないか探す作業。久し振りだけど今回は車のおかげで回るのが楽だからサクサク進む。何より歩きと車じゃガン達の警戒具合が違うので、やっぱり車様々です。

アオガンなら顔が見えなくても分かるのでそれもだいぶ楽。カリガネAnser erythropus はまぁ顔が見たいけど、今回はとにかく時間がないので、アオガン優先ということで顔の出てない個体に粘るのは程々で。
車様のおかげですぐに伊豆沼は回れたけど肝心のアオガンは空振り。なので今度は化女沼の方で探してみることに。こういう場所変更が簡単なのも車の良い所。歩きだと場所を定めたら基本的にはそこに賭けるしかないから。

シジュウカラガン Branta hutchinsii leucopareia とマガン
化女沼はシジュウカラガンいっぱい。上でアオガン優先とか言いつつ、ぶっちゃけ化女沼にはシジュウカラガンが目的で来てます。見たいもんは見たいので仕方ない。
化女沼周辺でもやっぱりアオガンは見れず、今度は蕪栗沼へ移動。

オオヒシクイ Anser fabalis middendorffii
ぶっちゃけここもアオガンと言うよりもオオヒシクイを見に来た感がある。脇目振り過ぎですね。だから外す。

暗くなってきちゃってアオガンとかもう普通に無理なので、おとなしく塒入りを眺める。
1日目は蕪栗沼で塒入り見て終了。そして、いつも通りの車中泊で2日目。
真冬の車中泊って初めてだけど意外となんとかなるもんですね。まぁ流石に北海道とかは別として、とりあえずたくさん着て寝袋入ればなんてことはなかったです。一応カイロとか買ったけど全然いらない。

毎度恒例朝の珍ガン探し。沼から移動する前に端からスコープで確認。目がイカれる。

確認して飛ばれてまた確認してみたいなのをガンがいなくなるまでやる。ハクガンAnser caerulescens caerulescens くらいならいればすぐ分かりそうなもんだし、実際初見はここで群れを確認してる時でしたけどね。今回は見つからず。

ガンがいなくなったらアオガンを求めてこちらも移動を開始。
前日は他のガンに浮気して、化女沼とか蕪栗沼とか行ったけど、この日は最後で昼過ぎまでしかいれないので、伊豆沼周辺だけに狙いを定めて回る。

カリガネ Anser erythropus
とか言いつつ早速カリガネに時間を取られてるわけなんですけどもね。まぁカリガネは仕方ない。伊豆沼で見たガンの中では一番苦労して見つけた思い出のある鳥なんで。後、思い出云々抜きにしてもマガンの群れの中からカリガネを見つけられると、なんかすごいやり遂げた感があって非常に良いです。

ハクガン Anser caerulescens caerulescens
いよいよ時間がなくなってきた中、ふと視線を上げるとハクガンを発見。

ハクガンが降りた場所に行ってみると、結構マガンも群れてたのでそこを最後の場所として片っ端から観察するもやっぱりアオガンの姿は見つからず。
と言うわけで結局最初に言った通りアオガンは見つからず、仙台でレンタカー返して銭湯入っておしまい。ちなみにこの銭湯で全身にお絵かきしてある人からガン見されたのが今回の遠征で一番ヤバいと思った瞬間でした。いや別に何されたわけでもないんだけども。
ちなみに先に言っておきますが、この記事にアオガンは出ません。何故なら普通に外したので。悲しい。
12月13日の夜の夜行バスで仙台へ行き、12月14日の朝から15日の昼までレンタカーを借りて伊豆沼へ。
学生時代の単独遠征では夜行バスと電車で伊豆沼まで行った後は、日出前から日没後まで連日延々と歩き続ける中々の苦行だったけど、それももう(たぶん)ないと思うと感慨深いです。

マガン Anser albifrons frontalis
懐かしい。大学の時は毎年伊豆沼に来てたから毎年見てたけど、来なくなってからは中々見る機会のない鳥。一応、関東でも1羽飛来とかの情報はちょくちょく入るけど、伊豆沼で大群とか見ちゃうと中々他の鳥屋と並んで1羽のマガンを見ようって気にはならないのです。

オナガガモ Anas acuta
観察舎の駐車場にて。相も変わらず人を見かけるとぞろぞろと群れをなして、餌をねだりに寄ってくる飼い慣らされたオナガガモ達。

もう警戒心なんか皆無。足元までグイグイ来る。気分は動物園のバードケージ。と言うかバードケージだってここまでグイグイは来ない気がする。

オオハクチョウ Cygnus cygnus
そして、こちらは控えめに寄ってくるちょっと飼い慣らされたオオハクチョウ。オナガガモよりはまぁだいぶマシ。
オナガガモよりがっつかないのは元々の警戒心の違いか、オナガガモより人気でがっつかなくても餌をもらいやすいからか。まぁグイグイ行くオナガガモ勢に押されてるだけかもしれないけど。

餌をくれないと分かっても去っていくわけでもなく、やれやれとばかりにその場で休み始めるオナガガモ達。毎回この光景を見る度になんとも言えない気分になります。

もう10時過ぎだからもう沼にはほぼほぼ残ってないと思ってたけど意外といっぱい残ってる。今まで早朝以外はひたすら歩き回ってたから、普段がどんな感じか分からないけどいつもこれくらいの時間でも結構残ってるもんなんですかね?
ちなみに片っ端からチェックするもアオガンは影も形もありませんでした。

オオハクチョウ。伊豆沼に何日かいると割と見飽きてきて、後半は雑に流すこともあったりするけどかっこいいし綺麗だし良い鳥です。

ダイサギ Ardea alba alba

伊豆沼の周辺を車で回ってマガンを見かけたらひたすらなんか混ざってないか探す作業。久し振りだけど今回は車のおかげで回るのが楽だからサクサク進む。何より歩きと車じゃガン達の警戒具合が違うので、やっぱり車様々です。

アオガンなら顔が見えなくても分かるのでそれもだいぶ楽。カリガネAnser erythropus はまぁ顔が見たいけど、今回はとにかく時間がないので、アオガン優先ということで顔の出てない個体に粘るのは程々で。
車様のおかげですぐに伊豆沼は回れたけど肝心のアオガンは空振り。なので今度は化女沼の方で探してみることに。こういう場所変更が簡単なのも車の良い所。歩きだと場所を定めたら基本的にはそこに賭けるしかないから。

シジュウカラガン Branta hutchinsii leucopareia とマガン
化女沼はシジュウカラガンいっぱい。上でアオガン優先とか言いつつ、ぶっちゃけ化女沼にはシジュウカラガンが目的で来てます。見たいもんは見たいので仕方ない。
化女沼周辺でもやっぱりアオガンは見れず、今度は蕪栗沼へ移動。

オオヒシクイ Anser fabalis middendorffii
ぶっちゃけここもアオガンと言うよりもオオヒシクイを見に来た感がある。脇目振り過ぎですね。だから外す。

暗くなってきちゃってアオガンとかもう普通に無理なので、おとなしく塒入りを眺める。
1日目は蕪栗沼で塒入り見て終了。そして、いつも通りの車中泊で2日目。
真冬の車中泊って初めてだけど意外となんとかなるもんですね。まぁ流石に北海道とかは別として、とりあえずたくさん着て寝袋入ればなんてことはなかったです。一応カイロとか買ったけど全然いらない。

毎度恒例朝の珍ガン探し。沼から移動する前に端からスコープで確認。目がイカれる。

確認して飛ばれてまた確認してみたいなのをガンがいなくなるまでやる。ハクガンAnser caerulescens caerulescens くらいならいればすぐ分かりそうなもんだし、実際初見はここで群れを確認してる時でしたけどね。今回は見つからず。

ガンがいなくなったらアオガンを求めてこちらも移動を開始。
前日は他のガンに浮気して、化女沼とか蕪栗沼とか行ったけど、この日は最後で昼過ぎまでしかいれないので、伊豆沼周辺だけに狙いを定めて回る。

カリガネ Anser erythropus
とか言いつつ早速カリガネに時間を取られてるわけなんですけどもね。まぁカリガネは仕方ない。伊豆沼で見たガンの中では一番苦労して見つけた思い出のある鳥なんで。後、思い出云々抜きにしてもマガンの群れの中からカリガネを見つけられると、なんかすごいやり遂げた感があって非常に良いです。

ハクガン Anser caerulescens caerulescens
いよいよ時間がなくなってきた中、ふと視線を上げるとハクガンを発見。

ハクガンが降りた場所に行ってみると、結構マガンも群れてたのでそこを最後の場所として片っ端から観察するもやっぱりアオガンの姿は見つからず。
と言うわけで結局最初に言った通りアオガンは見つからず、仙台でレンタカー返して銭湯入っておしまい。ちなみにこの銭湯で全身にお絵かきしてある人からガン見されたのが今回の遠征で一番ヤバいと思った瞬間でした。いや別に何されたわけでもないんだけども。