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2017-12-20 [ Wed ]
 今回はGWの話です。最近とあることからお金を貯める必要が出てきたため、なかなか遠征等は厳しいっちゃ厳しいのですが、流石にGWを何回もスルーしたら精神が腐りそうだったので、今年はちょっとだけでも遠征をすることに。いやぁ、たまには関東を出ないとやってらんないですよ。
 で、場所は島だと日程と金額的にキツいので、久し振りに立山でライチョウLagopus muta japonica リベンジをすることにしました。ライチョウは以前夏の微妙な時期に、乗鞍と立山に行って見事に2回連続で振られてるのでそれ以来若干及び腰になってたりしたのですが、GWならベストシーズンにはまだ少し早いけど、それでも夏場とは比べ物にならない確率で見れそうだったので決定。後、下はもう雪なんかとっくに融けてるって時に雪山に登るのって、なんか別世界に来た観あっていいよねってのと、黒部のダムカード前回もらえなかったんでそれもらわなきゃってのも理由の一つ。

 とりあえずライチョウ見に行くことは決定したけど、それだけだとなんか物足りないなぁと思い更にその近場でもう1か所くらい良い所がないか考える。すると頭に浮かんできたのが長野県天龍村のブッポウソウEurystomus orientalis calonyx 。天龍村のブッポウソウは、まだ鳥を見始めて間もない頃に、ブッポウソウの見れそうな場所をネットで探してて見つけたのですが、当時は金も移動手段もなくて諦めてたんです。だけど、今なら車もあるし行ける!ということで早速時期を調べてみると、その日の数日前からブッポウソウが確認されているということでこれはもういくしかないということで決定。

 と、いうわけで2017年のGWはライチョウとブッポウソウ狙いの立山・天龍村遠征に行って来ました。
 …まぁ実際の所、立山と天龍村ってそこそこ離れてるんですけどね。200kmくらい。扇沢駅のある大町市は長野県北西部だけど、天龍村って南端だしね。愛知と静岡に隣接してるんですもん。そりゃそこそこ遠いですわ。まぁもう距離を調べた時にはブッポウソウを見るんだっていうテンションになってたのでこのまま決行。

 まずは前日夕方に家を出て車で扇沢を目指す。初っぱなから400kmの運転で、肩とかもうバッキバキですわ。で、扇沢に着いたら駐車場で仮眠。周囲はまだ雪が大量で流石に車中泊でもクソ寒かったけど、そこら辺は文句言って何とかなるもんでもないのでただひたすらに耐えるのみです。

1扇沢
 扇沢。イワツバメDelichon dasypus dasypus がいっぱい。大学時代は学校近くの川で大量に見かけたイワツバメも、地元に帰ってからはすっかり全然見れない鳥扱いになってしまってるので、こういう所で見かけると大学時代よりも嬉しかったりします。

3立山行きケーブルカー
 ケーブルカー。黒部は扇沢からトロリーバス、ケーブルカー、ロープウェーと乗り継ぎが多いけど、なんだかんだでテンション上がりますね。乗り物を乗り換え、標高が上がる度に現世から離れて神域へ近付いていく感じ。

4立山5
 立山。懐かしい…と言っても前回は夏で雪なんかなかったんで、もう別世界ですね。当然だけどみくりが池とか見えないし。

 とりあえずまずはここまで登ってきた目的を果たさないことには話にならないので、早速ライチョウ探し開始。今回は見れなかったら翌日のブッポウソウを取り止め、下で一泊してまた登ってくるという苦行を決意して望みました(笑)

5ライチョウ
ライチョウLagopus muta japonica
 …………いた…そして遠い…。歩き始めて数分でいたにはいたんだけどもねぇ。ほぼ点。ここまで来てこれじゃあ悲しすぎるでしょうということで、もっと近くでの出逢いを求めて再び移動開始。

6立山
 雪の高山の別世界観ヤバい。

7カヤクグリ
カヤクグリPrunella rubida
 カヤクグリやイワヒバリPrunella collaris erythropygia は結構鳴いてる。イワヒバリが近かったので、更にじわじわと近寄って写真を撮ろうとしたら、それを見て後ろからスタスタ歩いてきたおじさまによって、あっさり逃がされてしまいました。まぁ観光地だし、そこら辺は仕方ないことだと割り切るしかないですね。

 イワヒバリが全然近寄らせてくれなくなったので、ライチョウ探しを再開。イワヒバリが出ようがホンドオコジョMustela erminea nippon が出ようがライチョウが出なきゃこの遠征は大敗なのです。…いや、オコジョが出たら大敗ではないかも。状況次第ではギリギリ勝ちくらいにはなるかもしれないです(笑)

 とりあえず池の周りの岩が露出している場所を中心に探し回っていると、離れた所にハイマツをかこむ人だかりを発見。言っちゃ悪いがイワヒバリやカヤクグリに、人だかりができるほどのスター性があるとも思えないので、これは確実に来たと確信し、急いでその場所へ。

8ライチョウ
 ということでやっとです。乗鞍で豪雨に打たれてびしょ濡れになり、立山(1回目)で汗にまみれてびしょ濡れになり、3回目でやっと見れました。

9ライチョウ
 せっかくなら足環のない個体も見たいなぁとか思ってたら、すぐ脇にもう1羽歩いてました。というか3羽いました。

10ライチョウ
 肉冠の見えない個体。大変お恥ずかしい話なんですが、私はライチョウの雌雄判別は肉冠の有無だと思ってました。なんで、肉冠のある個体2羽とない個体1羽という構成を見て、現地ではオス2、メス1だと思ってたわけです。でも、ライチョウの肉冠は興奮していない状況などでは、しぼんでいて見えないこともあるので、この判断は大間違い以外の何物でもないわけですね。
 そんなわけで実際の所は目の前後の黒の有無とかを見るのですが、それを知った上で改めて雌雄判別すると今回見た個体は全部オスだったようです。正直、こんな初歩的なこと間違って覚えてるとか恥さらしもいいところで、なんの言い訳も浮かばないです(笑)
 まぁ次回からは気を付けましょうってことで(笑)
 あっ、ちなみにメスの肉冠は小さいだけでまったくないわけじゃないですよ。なんでたまに見えることもあるようです。一応補足。

11ライチョウ
 他の2個体に比べ、まだ黒が少なめの個体。もうちょっと黒が多い方が個人的には好み。

12ライチョウ
 めっちゃ丸い。

13ライチョウ
 私は今までライチョウは夏羽派だったんですが、今回で冬羽から夏羽へ移行中派に変わりました(笑)
 白メインで頭とその周辺に黒が入ってるって状態がこんなにかっこいいとは思ってなかったです(笑)

14ライチョウ
 サービス良すぎてバンバン撮っちゃいますね。高山の鳥はこの警戒心のなさが素晴らしいです。正面顔も撮り放題。

15ライチョウ
 最初、見た時は思いの外小さくてちっちゃって思ったけど、小さくてもめっちゃかっこいい。

16ライチョウ
 休憩中。この時期はまだ雪が多いから見えてるハイマツ自体が多くなくて、ハイマツの中にいても分かりやすいけど、夏場とかハイマツだらけの中で隠れられたらそりゃ分からんわ。

17ライチョウ
 ライチョウと言ったら、岩の上で縄張りを見張るオスってことで、岩の上は無理でもなんとか空と一緒に撮れないかと思い、雪の上に這いつくばって撮った写真。全然、よろしくない。

18ライチョウ
 3時間くらいひたすらライチョウ撮ったり眺めたりして、そろそろ移動するかとその場を離れると何故だかライチョウも移動開始。

19ライチョウ
 割と近くまで来たけど、こういう状況だと他の写真撮ってる人から邪魔オーラが漂ってくる気がしてきて、人の目が気になる繊細な私としてはよろしくない。結局、ライチョウは私の1m手前くらいまで来ると、そこから飛び立って行きました。

20立山
 こういう景色見てると、なんかどこまでも走って行きたい気分になります。

21有毒ガス滞留地帯
 まぁ実際に走るとこうなるわけですが(笑)

 最後にちょっとだけオコジョとか探してみたけどまぁ予想通りダメでした。次はオコジョ探しに来るのもいいかも。オコジョはやっぱり夏毛より冬毛でしょう。まぁこの時期の難易度としてはビジターセンターの人達が「ここしばらく見てない」、「キツいと思うよ?」などプラスな意見を何一つくれないって程度には難しいようですが(笑)

 ほどほどな所でオコジョ探しを切り上げ下山。まだ、昼過ぎではあるけど日が暮れるまでに、ブッポウソウのいる天龍村に着きたいので仕方ないのです。

22立山
 ホシガラスNucifraga caryocatactes japonica も地味に狙ってたんですが、結局見れなかったです。まぁホシガラスは、冬は低地に降りるので、乗り物で一気に標高上げる立山じゃ厳しいっすね。

23黒部ダム
 黒部ダム。行きはさっさとすっ飛ばしたダムを申し訳程度に眺めてみる。

24黒部ダム
 このくらいの標高になるとそこそこ雪も溶けてる。

25黒部ダム
 前回は放水してたけど、この時期じゃしてない。まぁ特に興味はないのでいいのですけども。ちなみにダムカードもちゃんともらいました。既になくした恐れがあるけど…。

26くろにょん
 くろにょん。もうどこでもゆるキャラいる。

 扇沢まで降りたら前日に続きひたすら運転。本来は200kmくらいなんですが、途中余計な寄り道をしたりしたせいで、150km近く余計に走る羽目になってしまいました。今考えると無駄以外の何物でもない(笑)
 しかも、土砂崩れとかで天龍村へのルートが封鎖されてたので、そこで更に回り道。というかそこら辺の詳しい道なんて分かるはずもないから、正直辿り着けないんじゃないかと思いました。最終的に今にも崩れそうな細い道を走って何とか辿り着けましたが。

 結局、日が暮れるまでに着く予定が、着いた時には夜中の1時。翌日は5時には起きたかったので、コンタクト外して即車中泊。車中泊2日目だけど前日がクソ寒い扇沢だったから快適すぎて天国のようでした(笑)

結果
1,ライチョウ 2,イワツバメ 3,イワヒバリ 4,カヤクグリ 5,キセキレイ
トウホクノウサギ

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