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2017-04-06 [ Thu ]
 昨年末に早戸川林道に行って来ました。狙いは毎回のことだけどクマタカNisaetus nipalensis orientalis 。丹沢湖とかの方が遥かに見やすいんじゃないかって気もするけど、ここはもう「クマタカを初めて見るのは意地でも早戸川」って言う最早自分でもよく分からない意地ですね。

1
マガモ Anas platyrhynchos platyrhynchos
 ここでは湖面にはそこまで期待してないので、水辺はちょろちょろっと眺めるくらい。まぁオシドリAix galericulata くらいはちょっと期待してるんだけど発見ならず。もっと狭い川の方に入ればヤマセミMegaceryle lugubris lugubris とかカワガラスCinclus pallasii pallasii とか探すけど、今回はそっちも不在。カワガラス永らく会えてないです。

2
ベニマシコ Carpodacus sibiricus sanguinolentus
 大学時代に冬にベニマシコを見るためにここに来て、大喜びしてたのが懐かしいです。今だと嬉しさももちろんあるんだけど、ついつい「オオマシコCarpodacus roseus portenkoi じゃないのか…」的な思考が脳裏をよぎってしまいます。まぁそれだけうす汚れたということでしょう(笑)

 ちょこちょこベニマシコとかカヤクグリPrunella rubida に目を取られながらも、クマタカを探すために上を向いて歩いていたけど出てくるのはトビMilvus migrans lineatus ばっか。ここまでクマタカ外してると流石に「トビはトビでいいよね」とか言ってられない心境になってきたりもするのですが、トビに文句垂れてもしょうがないのでひたすら黙ってクマタカを探す。
 正直、諦めムードというか惨敗ムードの中、いつも昼食を食べている橋に近づくと何やら橋の上で上方に向かってカメラを構えてる数名のカメラマンを発見。低い場所を撮ってるならベニマシコあたりの可能性が高いが、ここで上方を撮ってるならきっとクマタカに違いないとの確信の元、即座にダッシュ。接近してカメラの向けられた先を見ると、

3
クマタカ Nisaetus nipalensis orientalis
 やっと、やっと会えました。正直、一番最初の印象は「森の王者」とか言ってるけど、要は「空の王者」イヌワシAquila chrysaetos japonica の劣化版みたいなもんでしょとか言うイメージだったのですが、そんな無礼な考えのせいか、何回宮ケ瀬に行っても見れず、7年経ってやっとこさ会えました。ちなみに私が住んでいる千葉県は、沖縄以外で唯一クマタカの記録がない県であるため、現在では劣化版どころか神聖視に近いものがあったりします(笑)

4
 最初は木の上に留まってて馬鹿みたいに見辛かったけど、一旦飛び立って山の後ろに消えたと思ったら、出てきてソアリングを始めたので、ゆっくり見れました。まぁ段々上に昇って行っちゃうからどんどん小さくはなっていくわけだけど…。
 本当は留まってる時に、「角鷹」の名前の由来になったという説もある冠羽を見ておきたかったんだけど、流石にそこまでの運はなかった模様。でも、代わりに同じくクマタカの大きな特徴となる、幅広で、相対的に短い翼は見ることが出来たのでまぁ良いでしょう。この翼のおかげで長い翼を持ち、開けた場所での狩りに適したイヌワシとは違い、森林内を飛翔して獲物を探すことが出来るわけです。

 まぁそうは言っても日本のイヌワシもイヌワシの生息環境としてはだいぶ特異な場所に住んでるわけですが。イヌワシには現在、日本に生息する最小の亜種イヌワシA. c. japonica を含めて6亜種が確認されてますが、亜種イヌワシ以外の亜種は基本的に草原等の開けた環境に棲息していて、日本のような森に覆われた環境に棲息していることはだいぶ珍しいようです。
 そんな生息環境もあってか亜種イヌワシは元々イヌワシの亜種の中では最も個体数が少ないわけですが、現在は伐採地等の人為的に開かれた土地が減っていて、亜種イヌワシにとって更に厳しい環境となってきているようです。

 とうとうクマタカに出会えて、正直今日やることはやり遂げた感が凄かったので、昼ご飯食べて帰ることに。本当はこの後川沿いでカワガラスを探そうかとも思ったんだけど、それで見つからないでテンション下がるよりは今日は気分良く帰りたかったのでおとなしく帰還。

 バスまで時間があったから、バス停周辺でちょろちょろっと鳥見。

5
カワセミ Alcedo atthis bengalensis
 親子連れが芝生で休んでる脇で、じりじりとにじり寄って撮影したカワセミ。不審者の誹りは謹んでお受けしようと思います(笑)

6
カルガモ Anas zonorhyncha
 カモは池の半面がキンクロハジロAythya fuligula で半面がカルガモの支配域と言った感じ。で、たまにホシハジロAythya ferina

7
イソシギ Actitis hypoleucos

8
 来たらとりあえず買ってる豚汁。特に絶対買わねばってこともないんだけど、林道から戻ったらとりあえず買うってのがなんかもう一連の流れになってる模様。

 豚汁飲んでダラダラしてたらバスが来たので人里へと帰還。

結果
1,マガモ 2,カルガモ 3,ホシハジロ 4,キンクロハジロ 5,キジバト 6,カワウ 7,アオサギ 8,オオバン 9,イソシギ 10,トビ 11,クマタカ 12,カワセミ 13,コゲラ 14,アカゲラ 15,ハシボソガラス 16,ヤマガラ 17,シジュウカラ 18,ヒヨドリ 19,エナガ 20,メジロ 21,ガビチョウ 22,シロハラ 23,ルリビタキ 24,ジョウビタキ 25,カヤクグリ 26,ハクセキレイ 27,セグロセキレイ 28,カワラヒワ 29,マヒワ 30,ベニマシコ 31,アカウソ 32,ホオジロ 33,アオジ

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