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2015-10-29 [ Thu ]
最終日。
ムラサキサギを見ないままにいよいよこの日を迎えてしまったと言うことで、眠気なんて無視して車を動かす。

カンムリワシ
カンムリワシ Spilornis cheela perplexus
とりあえず田んぼに行こうと思って山を下ってたら出現。猛禽は腹を写すより背中側から撮った方がかっこいい気がする。
正直、今の状態としてはムラサキサギ以外はいらん‼ってくらいのテンションだったけど、カンムリワシはやっぱり別で飛ぶまで眺めてました(笑)

チュウダイズアカアオバト
チュウダイズアカアオバト Treron formosae medioximus
カンムリワシの近くにいた。昨日見た時もカンムリワシとチュウダイズアカアオバト2羽がセットだったなぁ。

田んぼを走り回ってると遠くに何やら大きめのサギが!いよいよ来たか‼と慌てて車を止めて徒歩でじりじりと距離を詰める。

アオサギ2
…んー?
この時点でもう答えが出てるにも関わらず、諦める自分の心を奮い立たせて、もとい騙して首を上げるまで待ってみる。

アオサギ1
アオサギ Ardea cinerea jouyi
うん、分かってた。
いや、決してアオサギが悪いわけではなく一瞬でももしかしてと思った私が悪いのです。分かってる。

さて、そろそろ時間も本格的になくなってきてここで自分の中に2つの選択肢が生まれる。
1,ムラサキサギが出るまでひたすら走って走って走り回る。
2,ムラサキサギに時間を取られてほとんど探してすらいないオリイコゲラDendrocopos kizuki orii、オリイヤマガラを求めて最後に於茂登岳を走って走って走り回る。
まぁオリイコゲラ、オリイヤマガラ辺りなら残り時間フルに使って山を駆け回れば何とかなるんじゃないかって気もしたけど、2を選んでもし両方見れたとして、飛行機に乗った時に良い鳥見だったわーとなるかと考えたらやっぱりなりそうもなかったから1に。私はムラサキサギが見たいんです。まぁムラサキサギが見れても今回の結果じゃ正直良い鳥見だったと言えるかは疑問だけど後悔をなるべく減らす生き方をしたいですね。

どうでもいいけどヤマガラの分類がなんかごちゃごちゃしてる。
日本鳥学会
ヤマガラPoecile variusの亜種は、亜種ヤマガラP. v. varius、亜種ナミエヤマガラP. v. namiyei、亜種オーストンヤマガラP. v. owstoni、亜種ダイトウヤマガラP. v. orii、亜種タネヤマガラP. v. sunsunpi、亜種ヤクシマヤマガラP. v. yakushimensis、亜種アマミヤマガラP. v. amamii、亜種オリイヤマガラP. v. olivaceusの8亜種(+日本にいないため、日本産鳥類目録未掲載のタイワンヤマガラP. v. castaneoventris)。

山階&国立科学博物館
DNAバーコーディングの結果オーストンヤマガラは他の亜種と遺伝的に近いけどオリイヤマガラは他の亜種とは大きく遺伝配列が違う。→オリイヤマガラのみ隠蔽種では?(これも鳥類目録と同じく日本産鳥類しか対象にしてないので亜種タイワンヤマガラは除外されてる)

IOC
オリイヤマガラ、オーストンヤマガラ、タイワンヤマガラはヤマガラSittiparus varius(日本とは属が違う)とは別種の種オリイヤマガラS. olivaceus、種オーストンヤマガラS. owstoni、種タイワンヤマガラS. castaneoventrisとして独立、亜種ヤクシマヤマガラは亜種タネヤマガラS. v. sunsunpiと1つに。

まぁ遺伝配列どうこうは良いとしてもオーストンヤマガラの遺伝配列が他の亜種と近いならIOCはどうやって別種って決めたんだろ?ってことで一応調べてみたけどどうやら紫外線撮影で喉や胸など複数ヵ所の部位の羽を分析した結果らしい(McKay et al 2014)。実際は羽以外に形態・塩基配列を含めた3つの項目をそれぞれ比較して、タイワンヤマガラはすべての項目、オリイヤマガラは羽と塩基配列、オーストンヤマガラは6ヵ所中3ヵ所の羽で他の亜種と結構差があったとか。まぁ詳しく説明すると長くなるし、人の論文について長々とあれこれ書くのもどうかと思うので気になる人は自分で調べてみて下さいということで。

とりあえず色々調べての私の感想としては、タイワンヤマガラとオリイヤマガラは種、オーストンヤマガラは亜種っていうのが妥当かなぁと言う感じ。塩基配列を頼りすぎるのも気にしなさ過ぎるのもどうかなと。あくまで現状ではだけど。ナミエヤマガラとかについてもう少し調べてみたらオーストンヤマガラに対するもう少しはっきりした自分なりの答えが出せるのかもしれないからまぁちょこちょこ調べてみようかと。

余談だけどヒヨドリHypsipetes amaurotisの塩基配列は①沖縄・奄美諸島、②南大東島、③北海道から九州・八重山・小笠原・韓国の3つで差があるらしく、ここら辺についても色々調べてみたい。また、IOCだと九州南部の個体群は亜種H. a. matchiae(日本では亜種ヒヨドリH. a. amaurotis)ということになってるらしく、これについても調べてみたいんだけどこれについては論文(Momiyama, 1923)が全然見つからず、ネットで探しても今のところ屋久島で記録があるってくらいしか見つけられてないから詳しく調べるのはかなり難航しそう。

鳥類目録の第7版が出た時、正直「世界の分類と全然違うじゃん‼」とか思ったけど、こういうの自分で調べてるとまぁ従えばいいってもんでもないんだなって思います。まぁIOCリストでも日本産鳥類目録でもそれに完全に準拠するっていうならそれはそれで全然悪くはないし、調べた結果よく分からなかったってことも多々あるだろうけど、それにしたって自分で一度考えてみることは大事だよね。

話がずれたので戻す。

リュウキュウキジバト
リュウキュウキジバト Streptopelia orientalis stimpsoni
今日でとりあえず見納めだけど亜種キジバトS. o. orientalisとの差がそんなにないから正直なんとも…。

途中でリュウキュウキジバトとかにかまけてたらいつの間にかレンタカー屋に向かわないといけない時間に…。
だけど、やっぱりムラサキサギが諦めきれず「あと少し」、「まだ大丈夫」と借金で身を滅ぼす寸前みたいなセリフを吐きながらムラサキサギを探し続ける。
そして、レンタカーを返す時間まで1時間10分くらいとなった頃(本来なら1時間30分前には戻り始めないとまずい場所)、とうとうその時が。
ムラサキサギ
ムラサキサギ Ardea purpurea manilensis
田んぼから何やら長いものが飛び出てて、もしやと思って車を降りてにじり寄ってみたら当たり!
でもやたら警戒心強くて、明らかにこっちをガン見してる。こういう時、本来ならもう少しゆっくり駆け引きを楽しみたいところだけど、今回はとにかく時間がないから警戒されてるの承知でゆっくり近寄ってみたら案の定逃げられた…。なんか悪いことしたね。

ちなみにこの個体を見た後、帰りにもう1羽出て「1回出ると以後普通に出るっていうよくあるパターンのやつだな」とか思いながら追っかけてみたら、畑を数羽のインドクジャクPavo cristatusがダダダッ‼って走ってるところに遭遇。いや、まぁ走ってるところに遭遇と言うよりは私に気付いて走り出したんだけどさ…。というか白色型が普通に混ざってて興奮しました(笑)
こういう時、正しい反応としては「インドクジャクか…外来種問題は深刻だぜ…」とかいう感じの反応なんだろうけど、愚かな私は関係なく「インドクジャク‼インドクジャク‼ふおー‼(?)」とか言ってはしゃいでました。でも、実際在来、外来関係なく見たことのない生き物にフィールドで出会ったら興奮するのも感動するのも自然なことだと思う。
とりあえずこれ以降ムラサキサギは私の中で幸せを運ぶ鳥に決定(笑)

で、インドクジャクが逃げた後も出てこないかと待ってたせいで、結局レンタカー屋に着いた時には本来のレンタカーを返す時間は過ぎ去ってて慌ててレンタカー屋の人に空港まで送ってもらいました。

ソーキそば
経由地の那覇空港で食べた普通のソーキそば。普通にうまい。

飛行機は離陸後即寝落ちして気付いたら着陸寸前だった(笑)
まぁ行きは離陸前に寝落ちして気付いたらもう着陸してたからそれよりはマシか(笑)

結果
1,コウライキジ 2,インドクジャク 3,リュウキュウキジバト 4,チュウダイズアカアオバト 5,アオサギ 6,ムラサキサギ 7,チュウダイサギ 8,シロハラクイナ 9,カンムリワシ 10,シマアカモズ 11,オサハシブトガラス 12,リュウキュウツバメ 13,イシガキヒヨドリ 14,スズメ 15,ハクセキレイ

石垣遠征終わり。次の次辺りから台湾遠征の記事に行く予定。

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