2015-11-04 [ Wed ]
石垣島遠征(05/02~05/05)
結果

鳥類 32種32亜種初見4種9亜種
1,コウライキジ 2,インドクジャク 3,ドバト 4,リュウキュウキジバト 5,チュウダイズアカアオバト 6,ズグロミゾゴイ 7,アカガシラサギ 8,アオサギ 9,ムラサキサギ 10,チュウダイサギ 11,チュウサギ 12,コサギ 13,クロサギ 14,オオクイナ 15,シロハラクイナ 16,バン 17,オオバン 18,ヒメアマツバメ 19,チュウシャクシギ 20,キアシシギ 21,カンムリワシ 22,シマアカモズ 23,オサハシブトガラス 24,イシガキシジュウカラ 25,ツバメ 26,リュウキュウツバメ 27,ヤエヤマシロガシラ 28,イシガキヒヨドリ 29イソヒヨドリ 30,,リュウキュウキビタキ 31,スズメ 32,ハクセキレイ

爬虫類 6種6亜種初見4種4亜種
1,ヤエヤマイシガメ 2,サキシマキノボリトカゲ 3,イシガキトカゲ 4,サキシマバイカダ  5,サキシママダラ 6,サキシマハブ

両生類 7種7亜種初見2種2亜種
1,オオヒキガエル 2,オオハナサキガエル 3コガタハナサキガエル 4,サキシマヌマガエル 5,ヤエヤマアオガエル 6,リュウキュウカジカガエル 7,ヒメアマガエル

イシガキヒヨドリ1

オサハシブトガラス

ヤエヤマシロガシラ

カクレクマノミ1

クモウツボ

オオヒキガエル

カンムリワシ1

チュウダイズアカアオバト

サキシマキノボリトカゲ

リュウキュウヒメジャノメ

ダンダラトラギス

シチセンムスメベラ

オグロトラギス

オビブダイ

サキシマヌマガエル

ヤエヤマアオガエル6

カンムリワシ

ムラサキサギ

八重山は大学1年の時にサークルの合宿で西表島に行ったけど、その時はまだ哺乳類しか見てなかったから鳥屋になってからは初めての場所ということでテンション上がりました(笑)
正直、種数とか珍鳥の数、値段で言えば日本海側の離島でも行ってた方が効率いい(フェリーが欠航するリスクはあるけど)んだけど、南西諸島はなんかそういうのを度外視しても来たくなる南国特有の高揚感、開放感的なものがあるよね。

今回の遠征は純粋にただただ鳥を追うと言うよりは魚見たり、睡眠時間削って両爬探したりと脇道に逸れたことも多かったけどまぁどうせ1人だしそれはそれで有りだったんじゃないかと(笑)

次回からは台湾遠征です。石垣の前とか後とかに細々した鳥見もしてるけど、とりあえず遠征優先で更新していって遠征が終わったらそこら辺をちょこちょこ出して行こうかと。
ちなみに台湾は1日1日の文章量が結構長くなるかもしれないけど勘弁して下さい。鳥種は少ないくせに(笑)
もしかしたら逆にやたら短い可能性もないとは言わないけど(笑)
2015-10-29 [ Thu ]
最終日。
ムラサキサギを見ないままにいよいよこの日を迎えてしまったと言うことで、眠気なんて無視して車を動かす。

カンムリワシ
カンムリワシ Spilornis cheela perplexus
とりあえず田んぼに行こうと思って山を下ってたら出現。猛禽は腹を写すより背中側から撮った方がかっこいい気がする。
正直、今の状態としてはムラサキサギ以外はいらん‼ってくらいのテンションだったけど、カンムリワシはやっぱり別で飛ぶまで眺めてました(笑)

チュウダイズアカアオバト
チュウダイズアカアオバト Treron formosae medioximus
カンムリワシの近くにいた。昨日見た時もカンムリワシとチュウダイズアカアオバト2羽がセットだったなぁ。

田んぼを走り回ってると遠くに何やら大きめのサギが!いよいよ来たか‼と慌てて車を止めて徒歩でじりじりと距離を詰める。

アオサギ2
…んー?
この時点でもう答えが出てるにも関わらず、諦める自分の心を奮い立たせて、もとい騙して首を上げるまで待ってみる。

アオサギ1
アオサギ Ardea cinerea jouyi
うん、分かってた。
いや、決してアオサギが悪いわけではなく一瞬でももしかしてと思った私が悪いのです。分かってる。

さて、そろそろ時間も本格的になくなってきてここで自分の中に2つの選択肢が生まれる。
1,ムラサキサギが出るまでひたすら走って走って走り回る。
2,ムラサキサギに時間を取られてほとんど探してすらいないオリイコゲラDendrocopos kizuki orii、オリイヤマガラを求めて最後に於茂登岳を走って走って走り回る。
まぁオリイコゲラ、オリイヤマガラ辺りなら残り時間フルに使って山を駆け回れば何とかなるんじゃないかって気もしたけど、2を選んでもし両方見れたとして、飛行機に乗った時に良い鳥見だったわーとなるかと考えたらやっぱりなりそうもなかったから1に。私はムラサキサギが見たいんです。まぁムラサキサギが見れても今回の結果じゃ正直良い鳥見だったと言えるかは疑問だけど後悔をなるべく減らす生き方をしたいですね。

どうでもいいけどヤマガラの分類がなんかごちゃごちゃしてる。
日本鳥学会
ヤマガラPoecile variusの亜種は、亜種ヤマガラP. v. varius、亜種ナミエヤマガラP. v. namiyei、亜種オーストンヤマガラP. v. owstoni、亜種ダイトウヤマガラP. v. orii、亜種タネヤマガラP. v. sunsunpi、亜種ヤクシマヤマガラP. v. yakushimensis、亜種アマミヤマガラP. v. amamii、亜種オリイヤマガラP. v. olivaceusの8亜種(+日本にいないため、日本産鳥類目録未掲載のタイワンヤマガラP. v. castaneoventris)。

山階&国立科学博物館
DNAバーコーディングの結果オーストンヤマガラは他の亜種と遺伝的に近いけどオリイヤマガラは他の亜種とは大きく遺伝配列が違う。→オリイヤマガラのみ隠蔽種では?(これも鳥類目録と同じく日本産鳥類しか対象にしてないので亜種タイワンヤマガラは除外されてる)

IOC
オリイヤマガラ、オーストンヤマガラ、タイワンヤマガラはヤマガラSittiparus varius(日本とは属が違う)とは別種の種オリイヤマガラS. olivaceus、種オーストンヤマガラS. owstoni、種タイワンヤマガラS. castaneoventrisとして独立、亜種ヤクシマヤマガラは亜種タネヤマガラS. v. sunsunpiと1つに。

まぁ遺伝配列どうこうは良いとしてもオーストンヤマガラの遺伝配列が他の亜種と近いならIOCはどうやって別種って決めたんだろ?ってことで一応調べてみたけどどうやら紫外線撮影で喉や胸など複数ヵ所の部位の羽を分析した結果らしい(McKay et al 2014)。実際は羽以外に形態・塩基配列を含めた3つの項目をそれぞれ比較して、タイワンヤマガラはすべての項目、オリイヤマガラは羽と塩基配列、オーストンヤマガラは6ヵ所中3ヵ所の羽で他の亜種と結構差があったとか。まぁ詳しく説明すると長くなるし、人の論文について長々とあれこれ書くのもどうかと思うので気になる人は自分で調べてみて下さいということで。

とりあえず色々調べての私の感想としては、タイワンヤマガラとオリイヤマガラは種、オーストンヤマガラは亜種っていうのが妥当かなぁと言う感じ。塩基配列を頼りすぎるのも気にしなさ過ぎるのもどうかなと。あくまで現状ではだけど。ナミエヤマガラとかについてもう少し調べてみたらオーストンヤマガラに対するもう少しはっきりした自分なりの答えが出せるのかもしれないからまぁちょこちょこ調べてみようかと。

余談だけどヒヨドリHypsipetes amaurotisの塩基配列は①沖縄・奄美諸島、②南大東島、③北海道から九州・八重山・小笠原・韓国の3つで差があるらしく、ここら辺についても色々調べてみたい。また、IOCだと九州南部の個体群は亜種H. a. matchiae(日本では亜種ヒヨドリH. a. amaurotis)ということになってるらしく、これについても調べてみたいんだけどこれについては論文(Momiyama, 1923)が全然見つからず、ネットで探しても今のところ屋久島で記録があるってくらいしか見つけられてないから詳しく調べるのはかなり難航しそう。

鳥類目録の第7版が出た時、正直「世界の分類と全然違うじゃん‼」とか思ったけど、こういうの自分で調べてるとまぁ従えばいいってもんでもないんだなって思います。まぁIOCリストでも日本産鳥類目録でもそれに完全に準拠するっていうならそれはそれで全然悪くはないし、調べた結果よく分からなかったってことも多々あるだろうけど、それにしたって自分で一度考えてみることは大事だよね。

話がずれたので戻す。

リュウキュウキジバト
リュウキュウキジバト Streptopelia orientalis stimpsoni
今日でとりあえず見納めだけど亜種キジバトS. o. orientalisとの差がそんなにないから正直なんとも…。

途中でリュウキュウキジバトとかにかまけてたらいつの間にかレンタカー屋に向かわないといけない時間に…。
だけど、やっぱりムラサキサギが諦めきれず「あと少し」、「まだ大丈夫」と借金で身を滅ぼす寸前みたいなセリフを吐きながらムラサキサギを探し続ける。
そして、レンタカーを返す時間まで1時間10分くらいとなった頃(本来なら1時間30分前には戻り始めないとまずい場所)、とうとうその時が。
ムラサキサギ
ムラサキサギ Ardea purpurea manilensis
田んぼから何やら長いものが飛び出てて、もしやと思って車を降りてにじり寄ってみたら当たり!
でもやたら警戒心強くて、明らかにこっちをガン見してる。こういう時、本来ならもう少しゆっくり駆け引きを楽しみたいところだけど、今回はとにかく時間がないから警戒されてるの承知でゆっくり近寄ってみたら案の定逃げられた…。なんか悪いことしたね。

ちなみにこの個体を見た後、帰りにもう1羽出て「1回出ると以後普通に出るっていうよくあるパターンのやつだな」とか思いながら追っかけてみたら、畑を数羽のインドクジャクPavo cristatusがダダダッ‼って走ってるところに遭遇。いや、まぁ走ってるところに遭遇と言うよりは私に気付いて走り出したんだけどさ…。というか白色型が普通に混ざってて興奮しました(笑)
こういう時、正しい反応としては「インドクジャクか…外来種問題は深刻だぜ…」とかいう感じの反応なんだろうけど、愚かな私は関係なく「インドクジャク‼インドクジャク‼ふおー‼(?)」とか言ってはしゃいでました。でも、実際在来、外来関係なく見たことのない生き物にフィールドで出会ったら興奮するのも感動するのも自然なことだと思う。
とりあえずこれ以降ムラサキサギは私の中で幸せを運ぶ鳥に決定(笑)

で、インドクジャクが逃げた後も出てこないかと待ってたせいで、結局レンタカー屋に着いた時には本来のレンタカーを返す時間は過ぎ去ってて慌ててレンタカー屋の人に空港まで送ってもらいました。

ソーキそば
経由地の那覇空港で食べた普通のソーキそば。普通にうまい。

飛行機は離陸後即寝落ちして気付いたら着陸寸前だった(笑)
まぁ行きは離陸前に寝落ちして気付いたらもう着陸してたからそれよりはマシか(笑)

結果
1,コウライキジ 2,インドクジャク 3,リュウキュウキジバト 4,チュウダイズアカアオバト 5,アオサギ 6,ムラサキサギ 7,チュウダイサギ 8,シロハラクイナ 9,カンムリワシ 10,シマアカモズ 11,オサハシブトガラス 12,リュウキュウツバメ 13,イシガキヒヨドリ 14,スズメ 15,ハクセキレイ

石垣遠征終わり。次の次辺りから台湾遠征の記事に行く予定。
2015-10-18 [ Sun ]
夕飯と風呂でそれぞれ何とも言えない気分になった後は気を取り直してナイトドライブ。

と言っても最初は車じゃなくて於茂登岳の登山道でナイトハイク。
入ってすぐに脇の木で何か飛んだから飛んだ先の木を見たらオオクイナRallina eurizonoides sepiariaがのこのこ歩いてたけどまぁいつも通り写真は撮れず。

サキシマヌマガエル
サキシマヌマガエル Fejervarya sakishimensis
こういう背中線の綺麗なカエル好き。もっと線の太い個体もいるんだろうけどこのくらいのスッと入ってるのが品があっていいと思う。

コガタハナサキガエル
コガタハナサキガエル Odorrana utsunomiyaorum
と思う。図鑑やネットでオオハナサキガエルとの識別点を見ると、川幅やら水量やらで棲み分けがされてるみたいな記述をよく見るけどこの個体を見つけた場所は普通にオオハナサキガエルもいる場所。
なんで小心者の私としてはコガタハナサキガエルとすることにかなりの不安があったりするわけだけど、側面のいぼ状の突起とか顔の形とか四肢の長さとか色々見るとやっぱりコガタハナサキガエルだろうと思うのでそれで押し通してみる。反論とかもっと分かりやすい識別点とかあったらお願いします。

タイワンサソリモドキ
タイワンサソリモドキ Typopeltis crucifer
かっこいいけど調子乗って捕まえると液体噴射されて痛い目見るのが目に見えてるからやらない。

オオハナサキガエル
オオハナサキガエル Odorrana supranarina
緑。
オオハナサキガエルの緑色ってあんまり多くないイメージだから大した数見てないのに出てこられると本当にオオハナサキガエルなんだろうかって不安になる私はもう骨の髄まで小心者なんだと思う(笑)
実際、ハナサキガエルO. narinaとかアマミハナサキガエルO. amamiensisは茶色い個体が多めとは言っても、緑色の個体もそれなりに出てた気がするけど、そこら辺と比べてオオハナサキガエルの緑って少ないもんなんすかね?

登山道を出た後は於茂登岳周辺をひたすら車で走り回るもヤエヤマセマルハコガメCuora flavomarginata evelynaeの轢死体1体とサキシマヌマガエルとかリュウキュウカジカガエルBuergeria japonicaがポロポロ出たくらいでヘビにいたっては死体含めて0。まぁ結構気温が低かったから仕方ない、と言って自分を慰める。

ヤエヤマアオガエル1
ヤエヤマアオガエル Rhacophorus owstoni
登山口近くのドブを覗いたら行為の真っ最中にお邪魔しちゃった。
図鑑とかだと12~3月が繁殖の最盛期って書いてあるから最盛期は過ぎてるんだろうけど、まぁ期間の長い種らしいからこの時期ならまだ普通にしてるもんなのかな。

ヒメアマガエル
ヒメアマガエル Microhyla okinavensis
こっちでも真っ最中。カエルのこういうのって見てるとなんとなくピパ属Pipaを思い出すから正直好きじゃない。
ちなみにこっちは先島諸島だと年中発情してるらしい。

ヤエヤマアオガエル2
あっ、行為を終えて登ってきた。ちなみにもう1匹は下水管の中に消えてった。

ヤエヤマアオガエル3
ん?

ヤエヤマアオガエル4
登り過ぎ。なんか振り払うのも申し訳ないからそのまま乗り越えるべき壁的な心境で様子を見てみる。正直ドブの水でズボンを汚されるのは微妙な気分だったけど我慢我慢。

ヤエヤマアオガエル5
そして、膝まで到達してこれ以上行き場がなくなる(笑)

ヤエヤマアオガエル6
少し考え込んだ後に飛び降りて最終的にここに落ち着いた。

結局、朝の6時くらいまで動き回ったけど、少なくともナイトドライブの方の成果は割としょうもない感じ。そして、当然のように眠かったけど、昼にはもう石垣を離れないといけないから寝てる暇なんてあるかと言うことでお疲れの体に鞭打って朝のムラサキサギ探しにそのまま移行しましたとさ。

結果
1,コウライキジ 2,リュウキュウキジバト 3,チュウダイズアカアオバト 4,アオサギ 5,チュウサギ 6,オオクイナ 7,シロハラクイナ 8,キアシシギ 9,カンムリワシ 10,シマアカモズ 11,オサハシブトガラス 12,イシガキシジュウカラ 13,イシガキヒヨドリ 14,リュウキュウキビタキ

爬虫類
1,サキシマキノボリトカゲ 2,イシガキトカゲ

両生類
1,オオハナサキガエル 2,コガタハナサキガエル 3,サキシマヌマガエル 4,ヤエヤマアオガエル 5,リュウキュウカジカガエル 6,ヒメアマガエル
2015-10-11 [ Sun ]
3日目。

2日目辺りまではムラサキサギとカンムリワシが出なくても、まぁ明日があるあると割と気楽に過ごしてたけど、そろそろ本気で焦り始めた。というわけで前日のナイトドライブで正直しんどかったりするんだけど朝から全力でムラサキサギ探し。
石垣島でバードウォッチングガイドとかしてる店のホームページ見ると、少ないとか言いつつもほぼ毎日見れてるみたいなんだけどね。まぁ現地でずっと鳥見してきてポイント知り尽くしてるプロと比較しても仕方ないか。
本当はちょっと今から店に行ってガイド頼めないかなとか思ったりもしたけど、そんな急には無理だろうし最初からならまだしも途中からそれをやったら見れてもなんか微妙な気分になりそうだからやっぱり自力で。出会い方も大事にしたいよね。

イシガキシジュウカラ
イシガキシジュウカラ Parus minor nigriloris
国内じゃ最も南に分布してる亜種なのでとにかく暗色がクローズアップされるけどやっぱり背中には薄く黄緑が見える。
ちなみに日本のシジュウカラの亜種は九州以北の亜種シジュウカラP. m. minor、奄美諸島のアマミシジュウカラP. m. amamiensis、沖縄諸島のオキナワシジュウカラP. m. okinawae、そして、八重山諸島のイシガキシジュウカラの4亜種(鳥類目録第7版では平島で不明の亜種P. m. ssp.の記録有り)というのが日本人には一般的だと思うが、IOCのリストを見るとP. m. kagoshimaeとか言う亜種がしれっと載ってたりする。
どうやら九州南部と五島列島の亜種と言うことだから、人様のブログや山階の標本データベースで本州の個体と九州南部の個体を見比べてみたけど何とも言えない。まぁ亜種が違うよと言われてみれば九州南部の個体の方が若干暗色の気もしないでもないが気のせいだと言われればそれまでな感じ。タイプ標本でもネット上に残ってれば分かるかと思って見てみたけど、総模式標本全部まとめて第二次世界大戦で吹き飛んだとか論文に書かれてたから結局どこがどう違うのかは分からず。まぁ形態だけじゃ分からない違いということなのかもしれないけどちょっと気になる。

今までは割と南部の田んぼで探すことが多かったけど、もうなりふり構ってられないからポイントとか考えず島中の田んぼを回る。

「晴れ渡ってるし海入りてえなぁ…」とかいう雑念を抱えながら、川平の辺りを車で走っていると前の電線に何か留まってる。
どうせズアカだろ…とか思いつつ少し手前から見てみると、
チュウダイズアカアオバト
チュウダイズアカアオバト Treron formosae medioximus
はい、正解。2日目午後から大量発生しすぎてすっかり物珍しさはなくなってるけど、なんだかんだ言いつつ見ればやっぱり少しだけ嬉しくなる(笑)
アオバトTreron sieboldii sieboldiiとズアカアオバトみたいに下尾筒で差があれば良いのに。
そう言えば出発前にはキンバトChalcophaps indica見つけてやるとか思ってたけどこの頃にはすっかり忘れてた。ベニバトStreptopelia tranquebarica humilisはまだ少し期待してたけど(笑)

チュウダイズアカアオバト2羽を見てるとすぐ先の電柱の上に明らかにハトとは違うシルエットが。

カンムリワシ1
カンムリワシ Spilornis cheela perplexus
やっと出た‼もうちょっと山の方に行かないとキツいかと思ってたけど意外とひょこっと出た。
西表ならもっとボロボロ出てきたんだろうけど、やっぱり抱卵期の石垣じゃ多少難度が上がるようで。

カンムリワシ2
英名のCrested Serpent Eagleも素敵です。

カンムリワシが出て少し心が潤ったから、一旦ムラサキサギ探しを止めて於茂登岳へ。日中はそれなりに暑いのに登山口周辺に毎回希少種を採らないでって言うビラを持った人が交代で待機してて大変そう。まぁ5月の暑さくらい現地の人には大したことないのかもしれないけど。

サキシマキノボリトカゲ
サキシマキノボリトカゲ Japalura polygonata ishigakiensis
成果はこれとリュウキュウキビタキFicedula narcissina owstoniとイシガキトカゲPlestiodon stimpsoniiくらい。やっぱり自分1人だけだと両爬との遭遇率が極端に下がる。そのくせ鳥の成果も芳しくないってのがまた悲しい所。まぁ鳴き声すら聞こえないんじゃどうしようもない。時間も悪いし。

クロアゲハ
クロアゲハ Papilio protenor
チョウはまぁ留まったら撮るかって感じで。

ヤエヤマウラナミジャノメ
ヤエヤマウラナミジャノメ Ypthima yayeyamana
他にこの辺だとマサキウラナミジャノメYpthima masakiiを気を付けないといけないけど、白の入り方からヤエヤマウラナミジャノメでいいはず。

リュウキュウヒメジャノメ
リュウキュウヒメジャノメ Mycalesis madjicosa madjicosa
ここら辺の茶色いチョウはチョウ探しをしてる時には正直そんなに惹かれないんだけど、鳥見の最中とかにポロッと出てくるとなんか惹かれるものがある。ひたすら鳥を見続けて目が鳥に慣れてるから新鮮味があるのかね?

暑さでいい加減我慢ならなくなって2日目に続いて海へ。今回は多少人がいてもサンゴがある場所を選んでみた。
中にはそんなことばっかしてるから大して鳥を見れてないんだと思う人もいるかもしれない。
正にその通り(笑)
まぁその時一番見たい生き物のために動くのが一番ってことで。その時の欲求に正直に生きることは大切ですよと自己弁護。

海は午前中とは違って空が曇ってて若干寒かったけど魚は前日泳いだ場所より多かったです。

ダンダラトラギス
ダンダラトラギス Parapercis cylindrica
2日目と同じくいっぱいいるし撮りやすい。これも一応国内では沖縄じゃないとまず見ない南方系の魚なんだけど、やっぱり青や黄色のド派手な魚達と比べるとそれっぽさがないね。なんか完全に南方系=ド派手っていうのが頭の中に定着してる。

シチセンムスメベラ
シチセンムスメベラ Coris batuensis
目がくりっとしてて可愛らしい。

ミツボシキュウセン
ミツボシキュウセン Halichoeres trimaculatus
キュウセンの類もやっぱり派手。見つけた時はここら辺の魚はやっぱり沖縄って感じで本州じゃ見れなそうだなぁとか思ってたけど、1ヵ月後に地元で潜ったら模様は違えど同じような形で派手なニシキベラThalassoma cupidoがやたらいてなんか嬉しくなった。

ミスジチョウチョウウオ
ミスジチョウチョウウオ Chaetodon lunulatus
南国っぽい魚。個人的なイメージだけど南国と言ったら黄色と黒のチョウチョウウオってイメージはある気がする。

サンゴ1
サンゴはいっぱいあるんだけどいかんせん潮が引いてて浅い。

サンゴ2
でかいサンゴは海の上に出ちゃってる。

サンゴ3
だからここら辺を通る時は引っかからないようにめちゃくちゃ気を遣う。

フウライチョウチョウウオ
フウライチョウチョウウオ Chaetodon vagabundus
バガボンド。
学名が放浪者で和名が風来坊。行動範囲が広いって言うけど他のチョウチョウウオとそんなに違うんかね?

ヒメシャコ
サンゴに埋まってる。ヒメシャコガイとかの類なんだろうけどよく分かんない。

カンモンハタ
カンモンハタ Epinephelus merra
アミメキリンGiraffa camelopardalis reticulataの友達か親戚的な何か。色合いは地味だけど模様はかなりのインパクト。ハタ科の中では小型の種だけど、たまにこういうちょっと周りの小魚より大きめの魚が出てくれるとなんとなく嬉しくなる。

オグロトラギス
オグロトラギス Parapercis pacifica
ダンダラトラギス以外のトラギスを初めて見た気がする。

オビブダイ
オビブダイScarus schlegeliかなぁ?
オビブダイのメスっぽい気がするけど一部オスっぽい色も出てるような…。オビブダイは他の多くのブダイ科と同じく、生まれつきオスの一次雄の他にメスからオスに性転換する二次雄が存在するわけなので、メスからオスに移行中とかだとこんな模様になったりもするのかなぁって感じ。と言っても移行中の写真はまだあんまり見つけられてないから、移行中のオビブダイがどんなもんなのかよく分かってないのであくまで予想。
まぁとりあえずブダイはかっこいいってことで(笑)

海から上がったら今回の遠征最後の夜だしナイトドライブの前になんかいいもん食べてから風呂にでも入ろうと思い町へ。
で、色々店を探して候補もいくつか挙がってたんだけど、車を走ってる最中に目に入って気になったトニー食堂へ。
行く前に友人に「石垣行くならヤギ汁食えよ」と言われて少し気になってたんです。
ちなみにこの友人、名前は伏せるけど本人は臭みがだめでほぼ食べられなかったらしい。自分が食べれないものを人に勧めるあたり、この友人がどんな人間かということがお分かりいただけるだろう(笑)
正直、漂う地雷感に何度か諦めそうになったけど結局入店。

トニー食堂
トニーそばとヤギ汁。
味は別に悪くない。ただ聞いてた通り匂いが強いので3口食べる毎に水を含んで口の中の匂いを消すという作業が必要。4口目行くとなんかイラッとする。重ねて言うけど味は悪くないっすよ。

食べ終わった後は口の中に広がる匂いを消すためにもう一軒行こうかと思ったけど、結構腹に溜まってたので諦めて風呂探し。なんか最後の夕飯がこれで良かったのかと少し微妙な気分。

次に風呂を探したんだけど、ネットで調べたら石垣で風呂だけ利用できる所は今はとあるホテルの浴場のみらしいんだけど、その値段がまさかの1600円。今までどこの島でも風呂なんて500-600円だったのに…これがホテルのレベルか…。まぁ海水でパッサパサになった髪をどうしても洗いたかったから結局入ったんだけどね。

次回は夜。
2015-09-23 [ Wed ]
2日目続きです。
午前中はバッテリーが上がったり、ムラサキサギが見れなかったり、カンムリワシが見れなかったり、牧場の入り口が分からなかったり、ムラサキサギが見れなかったりと少々微妙な感じだったけどここからは今回の遠征で結構楽しみにしてたシュノーケリングのお時間。このために衝動に任せて水中で使えるデジカメを買ったので俄然気合が入るってもんですよ。

着替えと車の鍵をどうするか迷ったけど迷った挙句、めんどくさくなってその辺の岩場に放置。これで何も起きないあたり日本の素晴らしさを感じます。

カニ
よく分からないカニ。調べてるけど分かる気がしない。というかビーチサンダルが脱げて果てしなく邪魔。
調べたらコモンガニAshtoret lunaris のようです。(2016/01/23追記)

人がいないだけあってここら辺はサンゴとかもなくてなんとも言えない色の海藻だらけだったけどとりあえず潜ってみる。

ルリスズメダイ
ルリスズメダイ Chrysiptera cyanea
潜った瞬間からいっぱいいる。ザ・南国ってイメージの魚。本州でも同じような色のソラスズメダイPomacentrus coelestisが見れるけどやっぱり南国でルリスズメダイを見るって言うのはなんとなく憧れとしてあったりしたので感動しました。

クロナマコ1
クロナマコ Holothuria atra
クロナマコとの遭遇頻度が高すぎる。少し泳いで足を着こうとするとちょくちょく足元にいてキモいです。クモとかもそうだけどいるのが分かってて触ったりする分には別にいいけど不意打ちはきついっすね。

クロナマコ2
ネットでニセクロナマコとの識別点を調べるとどのサイトも砂が付いてればクロナマコ、付いてなければニセクロナマコって書いてるけどそんなアバウトな感じでいいんだろうか…?砂なんて少し舞ったらいくらでも付くのでは…?

ダンダラトラギス
ダンダラトラギス Parapercis cylindrica
ダンダラトラギスは比較的いっぱいいるし泳いでるより底でじっとしてる方が多いから割と撮りやすくて良い。
というか家に帰って掲載種数1000種を売りにしている図鑑で調べたら一切名前が載ってなくて改めて魚の種数の多さを思い知らされました。

オオイカリナマコ1
???
しばらく泳いでるとなんかあった。とりあえず端っこを探してみる。

オオイカリナマコ2
ここかな?

オオイカリナマコ3
おう!?

オオイカリナマコ4
うおお!キモいキモい!
オオイカリナマコSynapta maculataかな?なんか正にエイリアンって感じでなかなかにグロいです。

ニセクロナマコ
ニセクロナマコ Holothuria leucospilota
砂が付いてない…からニセクロナマコ?なんかすっきりしないっすね(笑)

アカミシキリ
アカミシキリ Holothuria edulis
ナマコだらけ。

なんかナマコとトラギスとルリスズメダイばっかだなとか思いつつうろうろ泳いでいると、
カクレクマノミ2
カクレクマノミ Amphiprion ocellaris
ニモ!ニモ‼
今までこんなイソギンチャクなんて全く見当たらなかったのにここだけポツンとイソギンチャクがあって今回のシュノーケリングで一番見たかったカクレクマノミがちょろちょろしてました。
水族館とかでカクレクマノミ(ちょくちょくクマノミAmphiprion clarkiiも)をニモと呼んでるカップル等を見ていちいち映画の名前で呼ぶんじゃないよリア充共めとか思ってたけど実際見たらやっぱり私も水中で「ニモ!ニモ‼」と叫んでました(笑)
だって「カクレクマノミ!カクレクマノミ‼」って言うより言いやすいし(笑)

カクレクマノミ1
他の魚は撮れなきゃ割と諦めてたけどここだけはちょっと頑張ってみました。
イメージとしてはイソギンチャクから顔を出してるイメージだったので待ち伏せて撮るのかと思ってたけど、イソギンチャクから出て結構こっちに寄って来てました。というかこっちが近くにいる間はイソギンチャクには一切入りませんでした。それはそれで撮ってみたかったんだけどなぁ…。

フタスジナマコ
フタスジナマコ Bohadschia bivittata
ゴツい。その辺に転がってるクロナマコ共の5、6倍はあります。刺激したらキュビエ器官とか出したんだろうけど体に付いた時の不快さが半端なさそうなのでやんない。

ロクセンスズメダイ
ロクセンスズメダイ Abudefduf sexfasciatus
魚の写真はやっぱり難しいですね。あっちも泳いでる上にこっちも水中ということで揺れる。少し深い所だともう無理。結構練習が必要そうです。

ドヨウ
モヨウモンガラドウシMyrichthys maculosusっぽい何かがいるけどこれじゃ暗すぎて何とも…。

ふとデジカメで時間を確認すると既に16時。体感的には1時間も経ってないつもりだったけど気付いたら2時間以上経ってました。
で、そう思うと急に寒くなってきたのでシュノーケリングは終了して岸へ。
でも、知らない間にだいぶスタート地点から流されてたので戻るのに結構時間がかかりました。海はこういうの気をつけないと怖いですね。

クモウツボ
クモウツボ Echidna nebulosa
戻ってる最中に自分の真下40cmくらいの場所を何かが泳いでたので見てみたらクモウツボでした。ウツボ系は特に興味なかったけど実際見るとやっぱりかっこいいです。
まぁ刺激しなけりゃ積極的に襲い掛かる魚ではないとはいえ手が届く距離にいきなり出られると流石に怖いっすね。

海から上がったらまた少し田んぼ回ってからコンビニで夕飯食べて休憩してナイトドライブ。昨日迷って行けなかった於茂登岳の辺りをひたすらぐるぐるしてみる。

オオヒキガエル
オオヒキガエル Rhinella marina
大して大きくもないくせになんかすごい見下したような目をしてる…。

サキシマヌマガエル
サキシマヌマガエル Fejervarya sakishimensis
サキシマヌマガエルは初めて見たのでもうちょっとまともに写真を撮りたかったけどこの1枚で逃げちゃいました。

カエルとか一応ちょろちょろ出てるんだけどいかんせん気温が低くて出が良くない。

サキシママダラ
サキシママダラ Dinodon rufozonatum walli
サキシママダラは一番マシで複数出てくれたけど他は酷かったです。そして複数出た割にはこの写真も酷いです(笑)
今までは両爬屋が一緒のことが多かったから良かったけど今回みたいに1人だと、見つける→車停める→外に出る→追いかける→識別する→捕まえるって流れにやたら手間取る。今回は捕まえる余裕がなくてなんとか証拠写真が撮れればくらいの感じでした。ここら辺も今後慣れて行きたいです。まず両爬狙いのナイトドライブを1人でする機会自体が少ないけど。

サキシマハブ
サキシマハブ Protobothrops elegans
こいつがいなきゃ識別と捕獲の順番を逆にすることも考えなくはないんですけどね。まぁ識別が難しいヘビではないので慣れればもっと速くなるでしょう。

結局、朝の4時まで頑張ってヘビはサキシママダラ数本とサキシマハブ、サキシマバイカダLycodon ruhstrati multifasciatusが1本ずつ。まぁサキシマバイカダが出たのが唯一の救いですかね。

結果
鳥類
1,コウライキジ 2,リュウキュウキジバト 3,チュウダイズアカアオバト 4,アカガシラサギ 5,アマサギ 6,チュウダイサギ 7,チュウサギ 8,クロサギ 9,シロハラクイナ 10,バン 11,オオバン 12,ヒメアマツバメ 13,シマアカモズ 14,オサハシブトガラス 15,イシガキシジュウカラ 16,ツバメ 17,リュウキュウツバメ 18,ヤエヤマシロガシラ 19,イシガキヒヨドリ 20,スズメ

爬虫類
1,サキシマバイカダ  2,サキシママダラ 3,サキシマハブ

両生類
1,オオヒキガエル 2,サキシマヌマガエル 3,リュウキュウカジカガエル

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内容は9割方鳥見の記録です(残り1割も生き物ネタ)。

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