FC2ブログ
2019-07-03 [ Wed ]
 今回は去年の秋頃に小さい生き物を求めて山に行った時の記事です。

 大学卒業後、必然的に1人でのフィールドが増えて、鳥以外の目的でフィールドに出ることがほぼなくなったので、まぁたまには鳥以外の生き物でも見ようかなぁと言う感じの軽いノリ。たまに鳥以外の生き物が無性に見たくなることがあるんですよね。

 さて、ここで1つ注意を。
 ※今回の記事に出てくる写真の大半は虫や花なんかほとんど分からない無知な鳥屋が、掲載種数の少ない図鑑と信憑性がいまいちよく分からないネットを使ってきっとこれだろうと絵合わせ同定かましたものです。決して信用し過ぎないようにご注意下さい(笑)

ヒトツモンイシノミ
ヒトツモンイシノミ Pedetontus unimaculatus
 個人的にこの日見つけた生き物の中で一番素敵だと思う種。どこがと言われると困るんだけど、何と言うかフォルムから模様まですべてかっこいい。もっと肉眼でも見やすい様にカブトムシサイズになって欲しいです(笑)

ツチイナゴ
ツチイナゴ Patanga japonica
 でかい。道の脇の草むらにそこそこの数いて、急に飛び出してきたりするので若干引く(笑)

ジョロウグモ
ジョロウグモ Nephila clavata
 オス。迫力あるメスと違って慎ましやかなサイズ。正直ジョロウグモのメスってあんまり好きじゃないけど、こっちは大丈夫。

クモ
 これは…なんでしょ。ジョロウグモと思ったんだけど、ジョロウグモってこんなウズグモみたいな網張るんですかね?かくし帯作るのは知ってるけど…。背中側から見れば分かるんだろうけど、それをするには網をぶち壊す必要があったので自重。

カワラタケ
カワラタケ Trametes versicolor
 キノコの中では現状かなり好きなキノコ。山に行って倒木とか見てれば、割とすぐ見つかるってのもポイント高いです。

アオズムカデ
アオズムカデ Scolipendura japonica
 落ち葉掘ってて、急に出てくると結構マジでびびります。ネットだとトビズムカデの亜種S. subspinipes japonicaとして掲載されてることが多いけど、どうやら最近は独立種として扱われてるとか。

トビズムカデ
トビズムカデ Scolipendura subspinipes mutilans
よく分からん。そもそも上のアオズムカデの方もたぶんだし。

モリチャバネゴキブリ
モリチャバネゴキブリ Blattella nipponica
 ゴキブリは家の外で見つける分には良いんだけど、それでもやっぱり見つけた瞬間は「うおぅっ」ってなる。そこそこいたけどみんな幼虫でした。

ニホンヒメフナムシ
ニホンヒメフナムシ Ligidium japonicum
 落ち葉をガサっと持ち上げるとわたわたと動き出すのがとても可愛らしい。フナムシの類=海ってイメージだったから、こんなの友達に教わらなきゃ一生気付きもしなかったんだろうなぁ。

カチドキナミハグモ
カチドキナミハグモ Cybaeus nipponicus
 この辺も中々識別が怪しい。ナミハグモの類はお手軽な図鑑には載ってないような種も多いらしいから、どうしてもたぶんきっとの域を出ない。…まぁそもそもナミハグモの類ですらないって言う可能性もあるわけですけども。

ツマグロオオヨコバイ
ツマグロオオヨコバイ Bothrogonia ferruginea
 これは流石に大丈夫。派手なのはとりあえずテンションが上がるので良いですね。一応、職業柄私の周りにはアンチツマグロオオヨコバイの人が多いんですけどね。私にとっちゃ「わぁ綺麗な虫さん」くらいのノリです(笑)

ツマジロカメムシ
ツマジロカメムシ Menida violacea

イヌホオズキ
イヌホオズキ Solanum nigrum
 類似種との花での識別点は葯の大きさとからしいけど、並んでくれないと分かんない…。なのでもしかしたらアメリカイヌホオズキSolanum ptychanthum とかの可能性もあるかも。

オカダンゴムシ2
オカダンゴムシ Armadillidium vulgare
 さっきのニホンヒメフナムシと比べるとやっぱりでかい。この状態も素敵だけど、この状態から開く瞬間の脚がぞわぞわって動き出す瞬間も宇宙生物感があって中々良い。

ヤマハリゲコモリグモ
ヤマハリゲコモリグモ Pardosa brevivulva
 最近は家の中で頻繁に見かけるアダンソンハエトリHasarius adansoni 以外のクモはご無沙汰だったけど、久し振りに見てみるとかっこいいなぁ。識別が合ってんだか間違ってんだか全然分かんないけど。

 今まで虫見る人とフィールド出ると、「早くしてくんないかな」とか思ってたけど改めて自分でやってみるとこれは長くなるのも仕方ないですね。なんか見つける度に止まって、眺めて、写真撮ってってやってるとどんどん時間が消えていく。この日も結局半日で100m程度しか進んでないです。なのでこれからは虫やら植物やってる人とフィールドに出る時は、例え自分が鳥目的でももう少し広い心でやっていこうと思いました。まぁとか言いつつ最終的には台湾の時みたいな「単独行動だぜひゃっはー!!」って感じになることは目に見えてますが(笑)

 さて、久し振りに鳥抜きで記事を書いたら、普段以上に写真貼ってしょうもない感想書くだけの駄記事が出来上がってしまい、書き終えてからなんとも言えない気持ちになって来たけど今回はこれだけ。「だったらこの記事書かなきゃいいじゃん」と自分でも思わなくはないけど、まぁもう書いちゃったので載せます。

 次回は割とすぐ更新できそうなんでまた近い内にお会いしましょう。
2019-05-28 [ Tue ]
 今回は2018年9月の九十九里での鳥見についての記事です。

 ある日、ネットでオオグンカンドリFregata minor minor 2羽飛来の情報を発見。
 グンカンドリと言えば私の中で、見に行くと「昨日までは出てた」と言われる鳥の筆頭。過去に何度かそんなことがあったせいで、若干臆病になってたんですが、今回は九十九里ってことで場所がそこそこ近いのと、何より結構長く出てるみたいなので行ってきました。

 とりあえず当日に行って、「朝に一度出たきりだねぇ」と言うありがちなパターンを回避するために、前日に港周辺で車中泊をすることに。5月の戦場ヶ原での車中泊を乗り越えた今、9月の銚子での車中泊なんて快適以外の何物でもないですよ。
 一応、寝る前にオオグンカンドリがねぐらにしてるらしい柱を見に行くと、当然暗くてはっきりとは分からないものの、大きな塊が2つ留まってるのが確認できたので、とりあえず一安心して就寝。

 で、朝。起きたらすぐにコンタクト着けてカメラ持って、オオグンカンドリの元までダッシュ。飯なんか食ってる場合じゃないのです。

オオグンカンドリ1
オオグンカンドリ Fregata minor minor
 流石に今回は見逃しませんでした。今回は幼鳥が2羽来てて、どちらも中々長期の滞在のようです。

オオグンカンドリ3
 個人的なグンカンドリのイメージとしては、常に飛び回ってる所を見つけて、見てる内にどっかにフェードアウトってイメージだったので、こうやって留まってる所を近くから見れるっていうのは少々意外な感じ。

オオグンカンドリ4
 飛んだ。飛んだ後は、漁港の方に行ってみたりもしてたけど、アンテナ周辺をぐるぐる回ってることも多く中々サービスが良くて嬉しい。

オオグンカンドリ5
 通りがかりなのか知らないけど、親子連れなんかもちょこちょこ集まってスマホで写真撮ってました。こういう所で一般人と鳥屋って言うと、とりあえず揉めるか殺伐とした空気が流れるイメージがなくもないけど、今回は地面にいる鳥じゃないから特に一般の方が飛ばすってこともなくほのぼのしてました。毎回こういう雰囲気ならいいんですけどね。

オオグンカンドリ6
 個人的に是非撮ってみたかった下から。やっぱりデカいです。惜しむらくは曇り空と比較対照がないこと。
 コグンカンドリFregata ariel ariel だと、腹部の白が脇に入る。まぁ本物見たことないんですけどね(笑)
 ちなみにオオグンカンドリにも白色部が若干だけど脇に入る個体もいるらしいから、コグンカンドリの白色部が小さい個体とオオグンカンドリの白色部が大きい個体は中々紛らわしそう。というか逆にコグンカンドリの白色部が脇に入らない個体ってのもいるんですかね?そういうのがいると更に紛らわしそう。

 しばらくオオグンカンドリを撮ったり眺めたりしてたけど、せっかくだし海岸の方も見てみようと思い移動。ここまで来てオオグンカンドリだけ見て帰るのもなんか味気ないし。

オバシギ
オバシギ Calidris tenuirostris
 10羽くらいの集団がうろうろしてました。今までオバシギと距離が近かったことってあんまりなかったからこの距離感は少し新鮮な気がします。

ミヤコドリ
ミヤコドリ Haematopus ostralegus osculans
 三番瀬だと警戒心に加えて、他の鳥屋の目もあって中々近付きにくいけど、ここはどっちもそこまででもない。

ミユビシギ1
ミユビシギ Calidris alba rubida
 ミユビシギは数百羽の群れで波打ち際を走り回ってました。ミユビシギ数百羽の中にパラパラとハマシギCalidris alpina が混ざってる感じ。

 上を見るとオオグンカンドリがかなり上空を飛んでたけど、なんとなくシギチの気分になってしまったので、切り上げて稲敷に移動。オグロシギLimosa limosa melanuroides やオジロトウネンCalidris temminckii 、ヨーロッパトウネンCalidris minuta あたりを観察して帰宅。
2019-03-31 [ Sun ]
 今回は2018年のGWの記事です。
毎年GWだけはどっかしらに遠征に行ってるので、今年もそこまで遠くなくてもいいからどっか行こうと考えた結果、話にはよく聞くもののなんだかんだで行ったことのない戦場ヶ原に行くことにしました。

 事前情報で少し前にイスカLoxia curvirostra japonica 、ナキイスカLoxia leucoptera 、ベニヒワCarduelis flammea flammea の情報があったものの、今回はそういうの度外視で久し振りにニュウナイスズメPasser rutilans 見たいくらいの気持ちで気軽に行くことにしました。まぁ気分的には春の暖かい湿原でのんびり鳥見でもしますかって感じ。

 で、電車で行ける場所でもないんで当然車で行ったんだけど、道中とある違和感が。なんか標高がどんどん上がってる気がする。と言うか確実に上がってる。途中いろは坂とか登っちゃってるし。

 そして、現地に着くとなんと普通に雪が降ってる。5月らしい陽気とかかけらもないです。もうニュウナイスズメ見たいくらいしか考えずに気軽に来ちゃったせいで、何にも下調べしてなかったけど、どうやら戦場ヶ原はそこそこの標高にある湿原で5月くらいじゃ普通に寒いらしい(笑)
 Tシャツと薄い長袖だけの自分の場違い感半端ないです(笑)

 この時点で夜の苦労が目に浮かぶようだったけど、まぁ今更なのでとりあえず気にせず鳥見を開始。

1アカゲラ
アカゲラ Dendrocopos major hondoensis
 車を降りたら早速アカゲラが出てきた。唐突過ぎてピント全然合ってないけど(笑)

 どうせならオオアカゲラDendrocopos leucotos stejnegeri も見たいなぁとか思ったけど、そっちは見事に外しました。まだオーストンオオアカゲラD. l. owstoni しか見たことないんですよね。

3シジュウカラ
シジュウカラ Parus minor minor

 小田代原の木道を歩いていると、脇の林の地面から何やら大きめの鳥が飛び出し、近くの枝に留まったので見てみるとフクロウStrix uralensis hondoensis でした。慌ててカメラを向けるもファインダーを覗いたらもう消えていました。羽音が聞こえないって厄介っすね。飛んでも全然気付かない。

 その後はフクロウが諦められず、しばらく小田代原の木道をぐるぐると歩き続けるも結局フクロウは出てくれませんでした。

2死体
 死体。もう大学卒業してからこの辺りとは縁がなさ過ぎて、全然分からなくなってます。

4モズ
モズ Lanius bucephalus bucephalus
 なんか色合いが妙なモズだなぁとか思ったけど、そういえば高原モズなんてのがいましたね。

5モズ
 高原モズはまだ私が鳥を見ていなくて、哺乳類一筋だった頃に富士に行った際、先輩方が高原モズがどうとか言っていたのをなんとなく聞いていた覚えはあるけど、それ以来あまり縁がなくて忘れかけてました。

7カケス
カケス Garrulus glandarius japonicus
 私がカケスに会う時って大体真上かくっそ高い場所のどっちかで辛い。

8キビタキ
キビタキ Ficedula narcissina narcissina
 キビタキはいっぱいいるけどね、あんまり近寄って来ない。まぁ他の鳥も全体的に近寄っては来ないんだけどさ。

 道中イスカ待ちの人達もいたけど、今回は張る気分じゃなかったのでスルー。

9マガモ
マガモ Anas platyrhynchos platyrhynchos
 冬の戦場ヶ原にカモがどれくらい来てるのかは知らないけど、今回見れたカモはこれくらい。

 暗くなってきたから1日目はこの辺で終了。結局この日はフクロウには、小田代原での1回しか会えなかったけど、まぁ翌日に期待ってことで。
 近くのスーパーで夕飯を買って食べたらお馴染み車中泊。しかし、着いた時に予想した通りこの車中泊が正に地獄という感じでした。

 まぁとにかく寒い。と言うか寒すぎて本気で死を感じるレベル。

 そりゃね、日中でも雪降ってて動いてないと寒い状態だったんだから夜になりゃそりゃ寒いわ。藁をも掴む思いで普段全く使わないカーシェードを体に巻きつけてみる。当然効果なんてありゃしないけどもうそれくらいしかやれることがないのです。
 最終的には1時間毎に目が覚めてしまうので、1時間寝る→暖房つけて車でしばらく走る→1時間寝る→暖房つけて車でしばらく走るを朝までループしてました。次の日も運転があるから出来ればちゃんと寝たかったけど命には代えられないので。
 今までの遠征の中で福島、乗鞍に次いで3番目くらいにはしんどかった気がします。命の危機って点だけなら乗鞍を抜いて2番目かも。

 結局5、6回のループの後に命の危機を脱した(夜が明けた)ので、若干眠いけど鳥見開始。

10ノビタキ
ノビタキ Saxicola stejnegeri
 草原、高原の鳥ってイメージだからまぁいるかなとは思ってたけどやっぱりいました。普段夏になると山で夏鳥を探すから、キビタキなんかは割と毎年見るけど、山だとノビタキは見ないから見れるとキビタキより全然嬉しい。

11カケス
 珍しく真上でもくっそ高くもないカケス。でも距離はそこそこ。木道から見てるから近付けないのがもどかしい。

12フクロウ
フクロウ Strix uralensis hondoensis
 クッソ遠いけどフクロウ。上述のループ中に何回かフクロウが飛んでるのを見かけ、こりゃ行けるんじゃないかと思って探したら割とあっさり発見しました。ここでは開けてるのもあって割と見やすかったけど、早朝なら小田代原の方でもそこそこ見やすかったりしたのかな?

13フクロウ
 亜種は亜種フクロウS. u. hondoensis 。関東在住だけど亜種モミヤマフクロウS. u. momiyamae 見たことないです。ちなみに私の住んでる南房総は亜種キュウシュウフクロウS. u. fuscescens って話もあるけど、実際どうなんでしょうね。見たことがないから分からない…。

14ビンズイ
ビンズイ Anthus hodgsoni hodgsoni
 初めて戸隠で見た時は、結構見にくい鳥的なイメージもあったけど、意外と町中の公園とかにもいるので、最近は割とどこでも見かけるイメージになってきました。
 図鑑で見てただけの頃はすごい見にくいイメージだったのに、実際にフィールドに出だしたら普通種だったって結構ありません?
 私の場合はカンムリカイツブリPodiceps cristatus とかウミアイサMergus serrator とかが割とそんな感じ。

 一応フクロウは見れたものの、昨日の良い雰囲気での(ついでに至近距離での)フクロウが忘れられずに再度小田代原へ。

15マヒワ
マヒワ Carduelis spinus
 結局収穫はこのくらい。林の奥の方で群れでちょこちょこしてるのを見つけて、中にベニヒワがいないか雪の中頑張って探してみたけどまぁダメでした。

 次の日は仕事ってのと帰る前にもう一ヶ所寄りたいポイントがあったので、戦場ヶ原を後に。

 と見せかけて最終的にやっぱりイスカが見たくなって、2時間くらいポイントで待ち(笑)
 まぁ別にイスカを見ちゃいけない自分ルールとかないので、別に問題ないんだけど。

16イスカ
イスカ Loxia curvirostra japonica
 見れたは見れたけど遠いね。この一帯の中で特に高い木の上にいる上に、その木の位置も道から微妙に離れてるのでどうにもならない。イスカの代名詞と言える交差した嘴も確認は出来たけど、欲を言えばもう少し近くで見たかったです。
 2017年から2018年にかけての冬はイスカが当たり年で、犬吠埼とかにも出てて見に行ったのですが、私はそこでは見れてなかったので、まぁなんとか見れただけでも良かったと思うことにします。
 ちなみに一応群れだったので、ダメ元でナキイスカも探したけどいませんでした。

17ニュウナイスズメ
ニュウナイスズメ Passer rutilans
 最後に近くで見れたニュウナイスズメ。近くにいたらいたで緊張と焦りで上手く撮れないっていう体たらく(笑)

 イスカもなんとか会えたので、今度こそ本当に戦場ヶ原を後に。
 帰りは不完全燃焼気味のフクロウを見に、別のフクロウポイントに行って見事に外したり、近場の温泉を探そうと思ったら全然なくて数十㎞余分に走ったりしながら帰宅。
2019-02-28 [ Thu ]
 佐渡島2日目。
 この日はとりあえず朝早くには起きたものの、前回書いた通り、次の予定決めがまだ出来てない。まぁとりあえずトキの写真でも狙いつつなんか探すことにして出発。

 とりあえず道すがらトキの森公園とか寄ってみるけど、屋内で時間を使うのもなんだかなぁという感じなのでさっさと国仲平野まで移動。

トキ看板
 トキの森公園にて発見。そういえば粟島でも見ましたね。粟島にあるんだからそりゃ佐渡には当然あるか。

 国仲平野に着いたので、適当に走ってみる。…うーん。チョウゲンボウFalco tinnunculus interstinctus はやたら飛ぶけど、それ以外はあんまり。

トキ
トキ Nipponia nippon
 いや、まぁトキはそこそこ出てるんだけどもね、それなりの距離があっても奴らめっちゃ逃げるんすよ。結局、2日目はこんな写真ばっか。

 トキのあんまりな逃げっぷりに若干テンション下がって、これからどうしようかなぁ等と考えながら車を走らせていると、やたらハシブトガラスCorvus macrorhynchos japonensis が乱舞してる木を見つけたので、なんとなくその下を通ってみる。すると突然真っ黒で巨大な鳥が上空に出現。
クロハゲワシ1
クロハゲワシ Aegypius monachus
 前日に続いてのあっさり遭遇。もう一瞬でテンションぶち上がります。

クロハゲワシ2
 めっちゃモビングされてる。この写真だと数羽だけど、実際30羽以上にモビング食らってます(笑)

クロハゲワシ3
 このままどっか行っちゃうかと思ったら意外と近くの道路に下りた!しかも、今回は前日と違って天気もいいし、何より周りに誰もいない!もうこれは時間をかけてじっくり接近して、ゆっくり撮りまくるしかない!

 と言うことでまずはじっくり接近戦。と思ったらやっぱり車だとそこまで警戒されないようであっさり接近に成功。いやぁやっぱり車って偉大ですよね。こういう吹きっさらしだと車があるとないとじゃ鳥への近寄りやすさが天と地ですからね。周りに他の鳥屋がいた場合、歩きで近づくと睨まれる場合もあるし。
 しかし、ラッキーとか思いつつ数枚撮った所で、突如後ろから来た撮り屋の車が私の車を追い抜いて、クロハゲワシの脇まで行くと停まってバシャバシャ写真を撮り始めおった。まぁそんな荒っぽい近寄り方されりゃ流石のクロハゲワシもそりゃ飛び立ちますよね。で、クロハゲワシが飛ぶとその大馬鹿は近くで撮れて満足したのか逃したもんで気まずかったのか知らないけど、さっさとどっか行っちゃいました。
 もしも追い抜いたのがクロハゲワシ目的じゃない人なら、脇を通った時にクロハゲワシが飛んじゃっても、「あぁ運が悪かったな」って思うだけだけど、今回のはちょっとないわぁ。別にそういう決まりがあるわけじゃないから強くは言えないけど、人が見つけたのに便乗しといて、第一発見者を追い抜いて鳥に急接近した挙句逃すってちょっとありえないと言うかみっともないですよ。追い抜きはまだしも、鳥の至近距離での停車→逃がすってのは本当にありえない。あの寄り方でイケると思ったんなら今まで鳥見したことないんじゃないかってレベルだと思う。

 まぁ幸いクロハゲワシは遠くには行かずに、またすぐに近くに降りてくれたんだけどさ。周りにいた他の車もクロハゲワシが一旦飛んだ際にいなくなっちゃったので改めて一人で接近。と言うかみんな諦め早いね。船に乗る前に土産でも買いたかったのかな?

クロハゲワシ4
 かっこいい!いやぁ今までハゲワシ系は好きじゃなかったけどこりゃ惚れるわ。特に幼鳥特有の襟巻き状の羽毛が素敵すぎる。

 それにしても2017年から2018年にかけての冬はクロハゲワシが多かったですね。私が知ってるだけでも、佐渡島、屋久島、対馬、松江、諫早、五島ですからね。大フィーバーですね。それぞれの出現時期とかを見てないから何とも言えないけど同一個体もいるのかな?

 クロハゲワシは現在韓国でだいぶ餌付けされてるから、こっちに流れてくる個体も前より増えてくるのかも知れないですね。対馬では2018年の12月にも見つかってるっぽいし。まぁそれにしてもこの時の冬は多過ぎですね。

クロハゲワシ5
 それにしても近いなぁ。気を付けて近付けばそんなすぐに逃げるような鳥じゃないのにね。

クロハゲワシ6
 周りのハシブトガラスがちょくちょくインしてくる。違う。悪いがお前じゃない。

 しばらく見てたらハシブトガラスの嫌がらせが段々激化してきた。

クロハゲワシ7
 翼や尾羽をむしってみたり、

クロハゲワシ8
 頭や背中に蹴り入れてみたり。おかげでクロハゲワシが嫌がって段々離れて行っちゃった。

クロハゲワシ9
 クロハゲワシの方が大きいのに、いじめっ子から逃げて高い所に登ったはいいものの、取り囲まれて降りれなくなっちゃったいじめられっ子って感じにしか見えない。

クロハゲワシ10
 一応威嚇とかしてるけど当然ほぼ効果なし。

クロハゲワシ11
 あぁ飛んじゃった。こうやって並んでるとそれなりに仲良さそうに…見えないな。それまでの状況を知ってるからか、ハシブトガラスから後ろから串刺しにしてやろうくらいの意気込みを感じてしまいます。

 ハシブトガラスの執拗な嫌がらせに屈したクロハゲワシが、前日と同じ場所でいなくなってしまったので私も引き上げることに。まぁレンタカー屋に戻り始める予定だった時間はとっくに過ぎてたのでちょうどいいです。

キジ1
キジ Phasianus colchicus
 帰りに出てきたキジ。時間的に焦ってたから写真適当。

 この後はレンタカー屋に車を返してから、フェリーターミナルで昼飯食べて土産買って終わり。次回があればもうちょっとゆっくりしたいです。サドカケスGarrulus glandarius tokugawae とかサドガエルGlandirana susurra とか探したい。
 というか今回クロハゲワシとトキで頭がいっぱいでサドカケスのことをすっかり忘れてたんですよね。まぁ2日目サドカケスを追って森に入ってたら、クロハゲワシを近くでは見れなかったし、結果的には良かったっちゃあ良かったんだけども。

 佐渡島からフェリーで本土に渡ったら、行きは夜行バスだったけど、帰りは時間の問題でリッチに新幹線。予約の時に日付を間違えてたらしく、前日の券を買ってたために券買い直しで1万円ドブに捨てたりはしたものの、クロハゲワシの興奮が残ってるので割とダメージ少なく遠征を終えることができました。毎回このくらい順調に進むといいんだけどなぁ。
 まぁとか言いつつこの後の1月、2月でやった群馬遠征、山梨遠征、京都・大阪遠征はなかなかにしんどい遠征となったわけですが。

 とりあえず佐渡島遠征に関してはこんなところで。次回からはそこそこぶっ飛ばしながら進む予定です。いつまでも1年以上前の記事とか書き続けるのもどうかと思うし。
2019-01-31 [ Thu ]
 お久し振りです。年末の垂れ流しはしたものの普通の記事は1年以上空いちまいました。が、特に言い訳もないので通常営業で行きます(笑)
 2018年の冬くらいまで一気に飛ばそうかとも思ったけど、この記事が書きかけだったのでとりあえずこれを書いて、そこからは飛ばし飛ばし書きたいところだけ書いて行こうと思います。

 2017年12月上旬、ネット上で「佐渡島でクロハゲワシ発見」の情報を発見。
 当時、屋久島にも出現してたものの、流石に佐渡やら屋久やら島はちょっとなーということで最初は敬遠してたのですが、Twitterで先輩の撮った写真を見てそのかっこ良さに「これは…行くっきゃない!」みたいなテンションになってしまい、12月23日、24日に佐渡島へと行ってきました。

 とりあえず行く前にある程度場所を絞っておきたいと思い、ネットで探すとどうやら国仲平野らしい。と言っても国仲平野が具体的にどの辺か良く分からないので、とりあえず行きの船の中で鳥屋を見つけて聞くことにしました。
 ついでにせっかくだからトキについても調べてみる。佐渡島に行くんならそりゃトキも探さないとですよね。なによりクロハゲワシを外した時でも、トキさえいてくれれば、「自分はトキを見に来たんだ!」と自分を慰められる…気がしますから(笑)


 で、当日。23日の朝に新潟のフェリーターミナルに着くとすぐに大きなカメラを持った数名のグループを発見。すぐに話を聞きたかったけど、既に乗船口に並んでて話に行きにくい位置だったので、話は船の中で聞くことに。
 しかし、ここで誤算が。いざフェリーに乗ってみるとカメラを持った人を全然見かけない。どうやら皆さん部屋で休んでるっぽい。そりゃね、いいカメラ持った人は私みたいに雑魚寝部屋とかとらないよね。カメラも心配だし。しかも、ここの航路は海鳥も残念なので甲板にも誰一人出てこない。結局、しばらく甲板で海鳥を探した後は、着いてからの運転に備えて部屋で寝てました。

 到着したらまずは予約しておいたレンタカー屋へ。今回はいつもと違ってレンタカーも宿もある実にまっとうな遠征です。まぁ真冬の佐渡島での車中泊はできれば回避したいですからね。…宿が取れなきゃやるつもりだったけど(笑)
 ついでにレンタカー屋の人に地図を見せて、国仲平野の場所を聞いてみると、「大体この辺」ってことで地図に赤丸を付けてくれたので、とりあえずそこに向かって出発。


ミサゴ Pandion haliaetus
 出発するといきなり黒っぽい猛禽がいたから見てみたらミサゴでした。いや、正直大きさも全然違うし、頭の色も黒くないから違うのは分かってるんですけどね?ついつい期待で(笑)

 ちなみに今回の計画というか目標としては、24日の昼の船で帰るので、23日丸一日と24日の朝ひたすら車で走り回って、多少遠くてもクロハゲワシに逢えれば成功というだいぶざっくりした感じです(笑)
 まぁ流石にあんまり遠すぎたり、チラッと一瞬とかはちょっとあれだけど…。後、出来れば証拠写真くらいは撮りたい。

 とりあえず国仲平野(と思われる辺り)に着いたら、そこからはよくある田んぼをひたすら車で走り続ける流れ。そして、見渡す限りの田んぼに本当に見つかるのかよと始める前から心が折れかかるのもいつもの流れです(笑)


ノスリ Buteo japonicus japonicus
 さっき色合いのせいでミサゴが一瞬クロハゲワシに見えるとか言い訳したけど、やっぱ猛禽ならなんでも見えてくるわ(笑)
 目的の鳥がいる時ってそんなもんですよね(笑)
 

トキ Nipponia nippon
 ニッポニア・ニッポン。今回の旅の第2目標。
 現地の人のブログとかであまり見れないだの、現地民でもあまり見たことがないだのって書かれてるのを散々見たせいで正直厳しいんじゃないかと思ってたけど、田んぼに行くと意外といっぱいいる。まぁそもそも現地の鳥屋じゃない人はまず田んぼを走り回ってトキを探したりしないか。
 でも、地味に警戒心が強い。今では野生下で生まれた世代もいるとは言え、大半の個体は放鳥によって放された個体ということで正直そこそこ人馴れしてんだろとか思ってたら、まぁ思いの外よく逃げる。最初に会ったこの個体だけは多少近かったけど、この後に会った個体は片っ端から距離を置かれてました。見つけた数は結構多いんだけどなぁ。

 とりあえず目標の2種の内の片方、トキを見れたから、後はその後もバンバン出てくるトキを眺めつつ、ひたすらクロハゲワシ探し。
 こっちは前述の通り次の日の帰るギリギリまで粘る覚悟で来てるから、もうここからはクロハゲワシとの根比べ。なので、「出るまでひたすら走り回ってやるぜ!」という意気込みの元に走っていると、少し小高くなってる場所が見えてきたので、とりあえずそこから周りを見渡してみることに。
 で、いざ見渡してみるとすぐに少し離れた田んぼのど真ん中に黒い土の塊みたいなのがあるのを発見。更によく見ると周りに2台ほど車が集まってるのも確認できたので、急いでそこへ向かう。


クロハゲワシ Aegypius monachus
 いた!それも1日目の昼で!
 「2日間本気で走り回ってそれでも見れるかどうか…」、みたいな最初の悲壮感溢れた自分が恥ずかしくなるくらいのスピードでした。
 とりあえず警戒心は車に乗ってる限りは、そこまで強くなさそうだったので車でジリジリ寄ってみる。私はその場に3番目くらいに着いたので、そこそこ近くで見れたけど、更に後から来た人達は中々近寄れなくて大変そうでした。まぁ先に来てた私達がいつまで経ってもどかないせいなんですが…。


 飛んじゃった!まだ全然見足りないので急いで追いかける。


 再発見。そして今回はさっきよりも近い。猛禽への憧れがあんまりない私でも思わず目が離せなくなるかっこよさです。


 普通に止まっててもでかいけど翼を広げると更にでかい。というか後ろから日が当たっててなんか神々しい(笑)



 他の人がいなくなってからもひたすらクロハゲワシを眺めていたら、再び飛び立ち、今度こそ見えなくなってしまったので、諦めてこちらも移動。
 さて、ここで一つ大きな問題が発生。既に述べたように今回の遠征の目的はクロハゲワシとトキであり、更に言うならば、この2種を遠征期間全部使ってなんとか探し出すって言うのが唯一にして最大の目標だったわけです。しかし、その目標2種が1日目昼にして早くも登場。しかもガッツリと。結果、初日にしてやりきった感に満たされてしまったわけです。ぶっちゃけ達成感で何もやる気が起きない(笑)
 とは言えこのまま観光して帰ると言うのも性に合わないので、とりあえずオジロワシHaliaeetus albicilla albicilla でも探してみるかぁと言うオジロワシに対してなんとも失礼な気持ちで探索を再開。

 しかし、そんな無礼な心持ちが災いしたのか、オジロワシ全く出ず(笑)


チョウゲンボウ Falco tinnunculus interstinctus
 チョウゲンボウはいっぱい出るんだけどなぁ。

 結局、オジロワシは見つからず日も落ちてしまったので、そこで1日目は終了して祝勝会ということで寿司屋へ。社会人の経済力を使って回らない方に行こうかとも思ったけど、やっぱり怖いので、100円じゃない回転寿司で妥協。時価怖い。
 まぁそれでも学生時代は、1人で離島に行った時の食事はとりあえず一食に付き食パン1枚か魚肉ソーセージ1本とかだったから、それと比べたらえらい進歩ですわ。

 でも実際、社会人になってからの遠征って、車がデフォだから大体車中泊できるし、食事も何だかんだでいいもん食べてるから、学生の頃の遠征と比べるとなんか物足りなさがあるんですよね。

 学生の頃の遠征はいかに金を削るかとの勝負で、食事は上記の通りで、宿は野宿、車もないから14時間ひたすら徒歩とかそんなんばっかでひたすらしんどかったけど、あの命削ってやってる感じがなんだかんだで好きだったんですよね。それにそういうしんどいやり方をしてたからこその目当ての鳥を見れた時の感動ってのもあったと思うし。今は割とぬるま湯に浸かっちゃった感じ(笑)

 とは言え食事はともかく車の方はあるのに使わないってのも馬鹿らしいので、少なくとも車が壊れるまではひたすら徒歩移動に戻ることはなさそうだけど。

 ほんのちょっとだけ高い回転寿司を食べた後は、本屋行って宿行ってポテトチップス食って終了。なんか1日で目標達成しちゃって正直明日どこら辺回ってみようかって感じになってるけど、そこら辺はもう明日の気分に任せるってことにしちゃいました。

 | HOME |  »

2019-07

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • »

プロフィール

TOGU

Author:TOGU
鳥見と糖分摂取を生きがいとするダメ社会人のブログ。

内容は9割方鳥見の記録です(残り1割も生き物ネタ)。

リンクはたいていの場合大歓迎ですが、一応コメントで伝えていただけると嬉しいです。

まぁ、誰も使う人はいないと思われますが一応写真の無断使用無断転載禁止です。
なにか御用の場合はvulpesmustelaアットyahoo.co.jp(アットを@に変えて下さい)まで御連絡下さい。

FC2カウンター

検索フォーム

カレンダー

06 | 2019/07 | 08
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -